筆者はAirPods Pro を購入してみて本当に良かったと思っています。もっと言えば...
筆者の2019のベストバイは AirPods Pro!
それは機能一つ一つの善し悪しよりも、どういった場面で良い!といった具体的になることで理解できると思います。
この記事では、AirPods Pro を購入して良かった機能と使い方を紹介します。
AirPods Proとは
改めて、今回ご紹介するのはこちらのカナル型イヤホンです。

「耳からうどん」と揶揄されつつも、大好評を博した AirPods。そこで培われたフィードバックを活かして作られた Apple 社渾身の逸品です。
個人的には、これまで十数種類ものカナル型イヤホンを利用してきましたので、以下はそれらとの比較になっている点をご了承ください。
AirPods Pro おすすめ1. 外部音取り込みモード
AirPods Pro に搭載されている外部音取り込みモードが秀逸だと感じています。
この機能は、別に AirPods Pro の専売特許というわけではありません。しかし、数あるBluetooth型イヤホンの中で iPhone/iPad との相性が最も良く、このモードとノイズキャンセリングを選べる点は AirPods Pro ならではと言えます。
利用例
屋外や移動しながら使うことが圧倒的に多いでしょうから、瞬間的にイヤホンを外して、周りの音を聞きたかったりする場面に向いています。
1. 駅の改札

読み取り音(ピッ)が聞こえるので、タイミングよく通りやすくなります。また、失敗して止められてしまったときにもすぐ分かります。改札で嫌な思いをするケースが減って良いですね。
2. コンビニ

コンビニのレジで店員さんとやり取りをすることが多いと思います。その際に、外部音取り込みモードだと、イヤホンで音楽を聞きながら店員さんとやり取りできます。些細なことですが、わざわざイヤホンを外そうとしてイヤホンを落としたり、音楽を止めようとしてスマホを落としたりする危険性が無くなって良いです。
3.ランニング

公道でランニングをする場合、音楽で気分転換を図りつつランニングをしたくなります。その際、自動車や自転車などの音も聞きながら音楽を聞けて、安全にランニングできるようになるのは大きな利点です。
4. 英語学習

非常に効果的な英語学習の方法として、シャドーイングやオーバーラッピングがあります。これらの難点は、聞きながら発声すると、音声と自分の声を両方聞き分けるのが難しいところです。これも外部音取り込みモードを使うと、シャドーイングやオーバーラッピングの音声を調整でき、うまく自分の声と聞き分けられるようになります。つまり、自分の声を聞きながらのシャドーイングにピッタリなのです!
これは英語リスニングに悩む英語難民には、かなり効果が高い使い道です!
5. オフィス

デスクワークでのイヤホンは集中するだけなら良い方法ですが、上司や同僚からの呼びかけに対して応えられないデメリットがあります。そこで、オフィスでは常に外部音取り込みモードにしておくことで、周りに不快感を与える機会を減らすことができながら、業務への集中度を高めることができます。
あと、外部音取り込みモードで聞こえてないふりしながら聞き耳を立てるという裏技もあります。あまり褒められた使い方ではありませんが。
注意
いくら外部音取り込みモードとはいえ、やはり音量や内容によっては外部音が聞き取りにくくなります。
そのため、自転車を乗りながらの利用は危ないのでやめておきましょう。
AirPods Pro おすすめ2. アクティブノイズキャンセリング
アクティブノイズキャンセリングも AirPods Pro 特有というわけではありません。しかし、AirPods Proの象徴的な機能であって、とてもクオリティが高く、音楽や音声に集中し易い機能になっています。
余談ですが、AirPods Pro ではアクティブノイズキャンセリングモードと外部音取り込みモードの二択で利用します。通常のイヤホンのような中間モードはありません。
利用例
1. 通勤電車

電車や地下鉄の社内は、通勤するサラリーマンや学生にとって最適な学習環境の一つです。しかし、非常に大きな騒音が難点で、繊細なヒアリング学習は難しいものでした。AirPods Pro のアクティブノイズキャンセリングだとノイズが劇的に減るため、繊細な音が聞き取れる環境づくりが簡単です。そのため、語学のリスニング学習に向くデバイスになるわけです。
ただし、電車での睡眠に利用する際に利用するのは注意しましょう。外部音がほとんど聞こえないので、非常に寝過ごしやすくなってしまいます。もちろん完全に聞こえないわけではないので、アナウンスなどは注意すれば聞こえるのですが、匠は購入してからもう何度も失敗を...本当にご注意ください。
2.飛行機の移動

飛行機で利用すると非常に快適です。作業に集中するもよし、睡眠に集中するもよし。乗り過ごすことはありませんから、どちらにも向いています。
ただし、Bluetoothが使用禁止のタイミングもありますので、怒られない程度に利用しましょう。
3. 騒音環境での集中力アップ

ノイズの程度にも依りますが、マンションでの工事音や生活音などの生活ノイズを軽減するのにも向いています。非常に軽いイヤホンという性質も相まって、ずーっと利用しても苦がありません。在宅ワークが多い方が自宅で長時間集中するのにも向いていますね。隣人や近隣の音にイライラしている方が常用するのも良いかも知れません。
ただし、小さいお子さんがいる方は注意が必要です。赤ちゃんの鳴き声に気づかない、幼児の悪さに気づけないといった弊害もありますので。(体験済)
AirPods Pro おすすめ3. Apple製品との相性が最強

Appleユーザにとっては、これぞ、AirPods Pro ならでは!といえる強みでしょう。
販売終了になるまでの数年間では、Apple製品で利用できない、利用できなくなる心配がありません。これはアップデートが激しい昨今では、非常に重要な点です。また、デバイスによって対応が別れたりするような心配もありません。
また、Bluetoothイヤホンを使う場合の一つの悩みとして、複数デバイスに同時接続できずに切り替えが必要になることが挙げられます。このとき、たいていの他社製イヤホンだと次のステップを踏む必要があります。
- Bluetooth接続解除(切り替え元)
- Bluetooth接続(切り替え先)
よくあるのが、自宅では iPad で YouTube 視聴に利用していて、外出してからは iPhone での音楽に切り替えるというときです。自宅に出てから接続を切り替えていないことに気づくと、わざわざ カバンから iPad を取り出して解除して、iPhoneに接続して...と非常に煩わしかったんです。取り出した iPad をアスファルトに落としてしまった!とかね...
ところが、AirPods Pro になってからは切り替え先のデバイスで選ぶだけで切り替わります。つまり、切り替え元での Bluetooth接続解除不要になります。これが意外に便利! こんな感じ。
ちなみに、中華系以外の製品でも何度か試しましたが、これがうまく動作するのは AirPods だけでした。(ただ知らないだけかもしれませんが)
こういうことは Mac / iPhone / iPad / Apple Watch といった持ち歩くことが多い製品で多々ありますので、非常に便利だと感じます。
AirPods Pro は誰が買うべき?
他にも下記のような点も良いと思っています。
- 携帯性の良い小型ケース
- ワイヤレス充電 Qi 対応
- バッテリー駆動時間の長さ(待機24時間、連続4.5時間) など
しかし、そうはいっても AirPods Pro は安いガジェットではありませんから、下記のような方には最適なイヤホンだと思います。
- 繊細なリスニングが必要な人(語学学習者やバンドマンなど)
- 恋人や家族、親しい友達への少し高価なプレゼント(自分じゃ買いにくい)
- お金に余裕がある Apple 信者(お布施の一環)

もちろん一般の音楽好きの方にも良いですが、少しオーバースペックに感じたりするかもしれませんね。あと、Apple製品を使っていない方にはまったくオススメしません。
もっと AirPods Proについて知りたい/欲しくなった方は、こちらの記事も併せてご覧いただいて、ご判断されることをオススメします。