iPhone/iPadをパソコンで快適にバックアップする方法とは?【AnyTrans】

iPhoneはバックアップしにくい!

iTunesやエクスプローラでは iPhone を管理しにくい!

こんな不満を抱えながら、iPhoneとWindowsを使っている筆者のようなユーザーは多いですよね。

この記事は、これらの不満を解消するソフトウェア「AnyTrans」について、実際に使ってみた感想と共にご紹介します。

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iPhone/iPad 統合管理ソフトウェア「AnyTrans」

AnyTransとは

AnyTransは、iPhone/iPadとパソコンでのデータ転送を便利にする総合管理ソフトウェアです。

【公式】AnyTrans - 超便利なiPhoneファイルマネージャー
AnyTransはWindows&Mac向け、かなり優秀なiTunes代替ソフト(ファイルマネージャー)です。iPhone、iPad、iPod、iTunes、iCloudおよびコンピュータに保存された音楽、写真、メッセージなどほぼ全てのデータを管理できます。初心者でも大丈夫!

iTunesやエクスプローラだけでは実現できないスマートフォン管理機能を備えた、原理なWindowsアプリケーションです。

本ソフトウェアは、本記事で紹介した以外にも次のOSで動作します。

  • Windows 10, 8, 7, Vista (32bit & 64bit の両方)
  • macOS Big Sur(OS X Mountain Lion 以降)
  • iOS 14(iOS 5以降)
  • Android 5.0以降

AnyTransの主な機能

このスマートフォン統合管理ソフトウェア「AnyTrans」は次の機能を備えています。

  • iPhoneのデータバックアップ(フルバックアップ/増分バックアップ)
  • iCloudデータ管理(アップロード/ダウンロードほか)
  • iPhone内データの転送
  • スマートフォン間でのデータ移行(AndroidからiOSへの引っ越し)
  • 複数iOSデバイス間でのデータ同期/統合
  • YouTubeなどオンライン動画共有サービスからの動画ダウンロード・変換
  • iOSアプリ管理
  • iPhoneのホーム画面をパソコンから整理できる
  • LINE/WhatsApp/Viberのトーク履歴のバックアップと復元
  • iPhoneホーム画面をパソコン画面へミラーリング

これらの機能は、iPhonei/Padと接続したパソコンから利用することができます。

その中でもiPhone/iPadデータのバックアップ機能が、AnyTransの中心機能のようです。

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データバックアップ機能に優れた「AnyTrans」

データバックアップといえば地味に感じるかも知れませんが、昨今のデジタルデバイスを扱う上で超重要な機能の一つです。

なぜデータバックアップが重要かというと、消失したデータは二度と元に戻らないからです。

つい疎かにしがちですが、データを失ったときになって初めてバックアップの重要さに気づくんですよね…

ちなみに筆者の場合、データバックアップが無い時に限ってトラブルが発生した経験が何度もあります(涙)

そんなデータ消失という致命的なトラブルを回避するデータバックアップ機能ですが、iPhone/iPadの標準機能として「iTunesバックアップ」「iCloudバックパップ」の2つが用意されています。

しかし、これら標準のデータバックアップ機能は無料であるが故に、痒いところに手が届きません。

それらの問題を解決してくれるのがAnyTransです。

課題1. iTunesはバックアップ時間が長い

Windowsパソコンでは、iTunesを使ってiPhone/iPadのデータをバックアップすることができます。

しかし、iTunesはフルバックアップのみしか実行できません。

この「フルバックアップ」は、iPhone/iPadに含まれる全データを1セットとしてパソコンに保存する方法です。

そのため、iPhone/iPadに保管しているデータ容量に比例して、バックアップにかかる時間の長くなります。

例えば iPhone 12シリーズの最大容量512GBで考えた場合、バックアップを実行する度に最大512GBのデータの転送が必要になるわけです。(実際にはiPhoneのデータ使用量次第となります。)

このデータ量の転送には実行の都度 2~4時間かかります。

筆者もバックアップの都度感じるのですが、かなり長いので億劫になりますよね…

しかし、AnyTransでは増分バックアップを取得することができます。

この増分バックアップとは、簡単に説明すると下記の仕組みです。

増分バックアップの仕組み
増分バックアップの仕組み
  • 初回はフルバックアップを実行する
  • 2回目以降は前回実行したフルバックアップ/増分バックアップとの差分となるデータ(増分)だけを保存する

この仕組みはバックアップソフトウェアでは一般的で、毎回のバックアップ時間を最小限にできるという大きなメリットがあります。

ただし、復元する際にはバックアップした全データが必要になるなど、復元に少し時間と手間がかかるといったデメリットがあるので注意が必要です。

このデメリットを考慮しても、筆者のように iPhone/iPad のデータバックアップを頻繁におこないたい人にとっては便利な仕組みです。

なお、それぞれのバックアップ方法を比較してみました。

iTunes×毎回フルバックアップで
かなり時間がかかる
iCloud毎日自動でバックアップでき、
時間を気にしなくて済む
AnyTrans2種類の方式を使い分けられる
1. フルバックアップ
2. 増分バックアップ

上記の表では、一見すると iCloudでのバックアップが良く見えます。

しかし、iCloudのバックアップにも問題があることは後ほどご説明します。

実際に増分バックアップしてみた

増分バックアップをAnyTransで実行してみると、次の手順になります。

手元の検証機 iPhone 6s ではもちろん、メインの最新機種 iPhone 12 Pro Max の双方で手順などに違いが無いことは確認済みです。そのため、画像では「iPhone6s」となっていますが、最新iPhone/iPadでも、特に問題無いとご理解ください。

まず「バックアップ管理」を開きます。

AnyTransのバックアップ管理画面

こちらから「バックアップ」を開きます。

AnyTransのバックアップ設定画面

いくつか設定項目があります。この中で「増分バックアップ」と「バックアップパス」だけ設定して「今すぐバックアップ」をクリックしてみました。

ちなみに、フルバックアップはかなりのデータサイズを転送するため、Wi-Fi経由ではなく、Lightningケーブルなど有線でパソコンと接続して実行した方が無難です。

そうしてバックアップを実行すると、次の画面で完了を待つことになります。

バックアップ処理中

ある程度長い時間待つと、次の画面が表示されて処理が完了します。

バックアップ完了

ちなみに、二回目以降の増分バックアップでは次のような表示になります。

増分バックアップ中

増分バックアップは、想定した通り初回のフルバックアップに比べて、圧倒的に早く完了しました。

筆者のiPhone6sではフルバックアップで約3時間、翌日に実行した増分バックアップは5分で完了しました。その差は歴然です。素晴らしい!

また、複数のiPhone/iPadのバックアップも取得/管理できます。

これを実際に実行してみると、次のように画面では表示されました。

複数端末のバックアップデータ管理

保管したフルバックアップと増分バックアップのデータを、iPhone/iPadごとに管理できるので便利です。

筆者は複数台のスマートフォンを持っているため、これらを増分バックアップで管理できるのは助かります。

あと地味な点ですが、iTunesよりも素早く動作してくれるのもストレスが少なくて使いやすいですね。

課題2. iTunesのバックアップはサイズが大き過ぎる

iTunesのフルバックアップ機能には1つのバックアップデータさえあれば復元が簡単というメリットがあります。

それは1つのバックアップデータには1つのiPhone/iPadの全データが含まれるためです。

これは毎回iPhone/iPadの全データをパソコンにバックアップすることを意味します。

そのため、2つ(2世代)以上のバックアップデータを残すには大きなハードディスク容量が必要となります。

例えば iPhone 12 512GBモデルの場合、2つのバックアップで最大1TB、3つのバックアップで最大1.5TB、4つのバックアップで最大2TBの空き容量がパソコンに必要になります。

このサイズのハードディスクを用意するのは、かなり大きな負担になります。

そこでAnyTransの増分バックアップです。

この増分バックアップを活用して、2回目以降のデータ容量を大きく削減できます。

この仕組みは、先に紹介した画像を見れば明らかです。

増分バックアップの仕組み
増分バックアップの仕組み(再掲)

また、画像/動画/LINEなど特定のデータだけバックアップ(転送)することも、AnyTransなら簡単にできます。これはハードディスク容量の節約に繋がるわけです。

これは理論だけでなく、筆者が実際に使ってみても明らかでした。

フルバックアップと増分バックアップのデータ量の違い

そのデータ量の差は約40倍ですから、節約効果は歴然としています。

ちなみに、iCloudは複数のバックアップデータ(複数世代)を扱えない弱点があるので、データ容量の圧迫問題は発生しない代わりに利便性もガクッと落ちます。

iTunes×複数バックアップデータで
大容量が必要になる
iCloud×複数バックアップデータを
保管できない
AnyTrans・2回目以降は増分のみ
 バックアップ容量を節約可能
・SNSなど特定データだけ
 バックアップ(転送)
できる

筆者も「バックアップなんて1つあれば十分!」なんて思ったりすることもありました。

しかし、いざトラブルが発生すると、何回か前のバックアップ状態に戻したくなることが多々あるんですよね…

そんなわけで、複数のバックアップデータを節約して保存できるのは良いと感じました。

課題3. LINEの会話データだけをバックアップできない

iTunesやiCloudの場合、アプリケーション個別にデータを扱うのが面倒くさい、もしくは扱うことができません。

その最たるものが LINE / Viber / WhatsApp などメッセージングアプリの会話データです

iPhoneやiPadを新機種に乗り換えたり、水没してiPhone/iPadが全損になったとき、過去の会話や画像が消失してしまうことがよくあります。

iCloudやクラウドサービスに保管していたはずなのに、あれ?ということが何度あったことか…

また、iTunesバックアップしたデータから復元する選択肢があっても、これらアプリだけのために全データもう一度リストアするのもなぁ…と泣く泣く諦めたことがありました。

しかし、今やメインのコミュニケーション手段となっているアプリ達ですから、少しでも過去の会話データの消失は結構な痛手です。

そこで、AnyTransを使ってアプリの会話データをバックアップするわけです。

AnyTransのソーシャルメッセージ管理の画面

この仕組みを使ってバックアップを実行すると、下記の画面で数時間待つことになります。

LINEメッセージのバックアップ中

端末に無い過去データもダウンロードしてきて全部バックアップしてくれます。

その代わり、実際に実行してみると処理完了までに長時間かかるので注意が必要です。

ロックしていても実行が継続されるので、寝ている間に実行するといった工夫をすれば大丈夫でしょう。

また、バックアップする容量はiPhone/iPad内のアプリのデータサイズより大きい点は注意が必要かも知れません。

筆者の場合は家族での連絡はViberでやっているので、Viberのバックアップを取得してみました。その結果、iPhone内のViberアプリは約500MBでしたが、実際にパソコンに保存されたデータは約5GBでした。

AnyTrans上のViberのバックアップデータ
iPhone上のViberデータ

LINEなど、もっと頻繁に使用するアプリであれば更に大きなデータになるでしょうね。

これは、iPhone/iPad内に無い過去のデータもクラウドサービスからダウンロードしてくる仕様によるものみたいです。この辺が設定で切り換えられると良いのですが…

そうして、無事にバックアップが完了するとパソコン内にバックアップデータが保管できます。

Viberのバックアップを取得した状態

このバックアップしたデータを使って、同じ端末に復元するのはもちろん、異なる端末にも復元することも可能です。

Viberの会話データを別のiPhone6sに復元しようとした画面

実際に iPhone12 Pro Max から iPhone6s の Viber にデータを復元してみましたが、問題無く過去データを復元できました。

なお、このバックアップ機能には次の機能は搭載されていないので注意が必要です。

  • バックアップしたデータの中身を確認することはできません(会話履歴など)
  • 増分バックアップはありません。

仕組み上、頻繁に実行するものではありませんが、もしもに備えて月1回くらいはバックアップを実行しておきたいなと筆者は考えています。

課題4. iPhone/iPadのバックアップ費用が高い

iTunesバックアップの場合、保管先のハードディスクやSSDによってバックアップデータにかかる費用が異なるため、一概に費用の話をするのが難しいです。

しかし、iCloudの場合、iCloudバックアップとアプリほかのデータの合計が使用容量なります。

そのため、iCloudバックアップは費用がかさむのは難点の一つです。

これは使い方にも依りますが、iPhone/iPadで4K動画が撮影できてしまう昨今では50GB程度はすぐに一杯になってしまいます。

こういった状況を考慮すると、AnyTransの増分バックアップ機能やデータ転送機能にはデータサイズの節約に効果があります。

iTunesのフルバックアップと同様に保存先HDD/SSD次第にはなりますが、AnyTransには使用容量の節約効果があることは間違いありません。

こうやって使用容量を削減できれば、それにかかる費用を削減できるわけです。

こちらを比較してみると下記の通りです。

iTunes保存するHDD/SSD次第だが、
フルバックアップで容量/コスト大
iCloud50GB 月額130円(年額1,560円)
200GB 月額400円(年額7,200円)
2TB 月額1300円(年額15,600円)
AnyTrans1ライセンス 4,980円(年間プラン)
1ライセンス 7,980円(永久版)
マルチライセンス 9,980円(永久版)
増分バックアップで節約可能

ただ、あくまで大容量のデータを扱うiPhone/iPadのヘビーユーザーを前提とした話であって、ライトユーザーはiCloudで十分ですから、そこはお間違えなく。

ちなみに、下記の公式サイトで購入できます。

【公式】AnyTrans® - iOSデータ転送・管理ソフトのオンライン購入
iPhoneなどのiOSデバイスのあらゆるコンテンツをまとめて管理するなら、今すぐAnyTrans®を入手して試しましょう。

iMobieのAnyTrans公式サイトでは、期間限定の割引があるようです。

  • 1ライセンス 4,980円(年間プラン) → 4,378円(税込) ※1,000円OFF
  • 1ライセンス 7,980円(永久版)→ 6,578円(税込) ※2,000円OFF
  • マルチライセンス9,980円(永久版) → 7,678円(税込) ※3,000円
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AnyTransでiPhoneユーザーはバックアップ費用を削減できる

AnyTransは、次のような機能要望を持つiPhone/iPadヘビーユーザー向けのソフトウェアと言っても差し支えないでしょう。

  • iTunesやiCloudによるiPhone/iPad管理に不満がある
  • 大容量のデータを転送・管理したい
  • 画像/動画/音楽/SNS/アプリなど、iPhone/iPadのデータをパソコン上で自由に扱いたい
  • バックアップやデータ転送にかかる費用を削減したい

バックアップデータを取得する機能だけみれば、iTunes/iCloud あるいはエクスプローラで我慢して使えなくはないかもと思う部分はあります。

しかし、総額で考えた場合の費用/コストという観点での差はどうにも埋まりません。

つまり、AnyTransは馬鹿にならないほどデータ運用にコストがかかっているユーザーは使うべきと言えます。

これはiPhoneユーザーの中でも、次のような方が該当するはずです。

  • 高画質な動画を扱うYouTuber / TikToker
  • RAW画像の写真を扱いたいスマホ写真家(プロ/アマ問わず)
  • なんらか大きなデータをiPhone/iPad上で扱うユーザー など

ちなみに、筆者の場合は更新率が低いYouTuberに該当するため、AnyTransの便利な機能の恩恵を十分に受けられています。

興味がある方は体験版もあるので、実際に試してみると良いでしょうね。

最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。

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