Apple Pencilは、生活において非常に便利で役に立っています。
勉強ノートや仕事のメモ、あるいは考えを整理したり、ちょっとした図を書いたりする時に重宝しています。もちろん、イラストを書く人には必要不可欠なデバイスでしょう。
総じて、このデバイスに満足しています。
だからといって、パーフェクトな製品というわけではありません。
購入してから「うーん、失敗だったな」と思う点はいくつもあります。
そのため、この記事では購入前に知っておきたかった誤解について紹介します。
誤解なくApple Pencil を購入する役に立てれば幸いです。
Apple Pencil 第2世代とは?
Apple Pencil 第2世代とは、次のモデルのことです。

2018年に発売されたペン型の入力デバイスで、次のタブレット端末で利用可能です。
iPad mini(第6世代)
Apple Pencil(第2世代)- 技術仕様
iPad Pro(12.9インチ)(第5世代)
iPad Pro(12.9インチ)(第4世代)
iPad Pro(12.9インチ)(第3世代)
iPad Pro(11インチ)(第3世代)
iPad Pro(11インチ)(第2世代)
iPad Pro(11インチ)(第1世代)
iPad Air(第5世代)
iPad Air(第4世代)
この記事では、以前に保有していた下記のモデルと比較して考えている部分が多々あります。

そのため、この記事では次のように区別して表記します。ご注意ください。
正式名称 | 本記事での表記 |
---|---|
Apple Pencil 第1世代 | Apple Pencil 1 |
Apple Pencil 第2世代 | Apple Pencil 2 |
今回紹介する第2世代は、後継モデルということで第1世代の不満がいくつも改修されています。
一方で、それでもあまり良くないと感じているのは次の5つの点です。
誤解1. iPad Proから充電できて便利
たしかに、Apple Pencil 1 は次のようにコネクタとキャップが外れるため、いくつか給電方法があります。


しかし、Apple Pencil 2 は、iPad Pro に接着して充電します。
実は、iPad Pro に接着する以外に給電方法がありません!
Qi などのワイヤレス充電の規格にも対応しておらず、サードパーティからも充電器が発売されていない状態です。
つまり、ワイヤレス充電できると勘違い!これは盲点でした。
比較的、動作時間が長いデバイスとはいえ、何度か困ったケースがありました。
例えば、外出時に iPad Pro と Apple Pencilの充電が少くなった場合、iPad Proを活かすためには Apple Pencil を充電できないのです。
ただ、iPad Pro 2018年版/2020年版は USB Type-C に対応しているので、バッテリーや充電器を持ち歩けば解決するのですが、決まって持ってない時にこそ起こったりするもんです。
ちなみに、Apple Pencil 1 は単体で充電できる反面、Lightningケーブルのみ対応という点で手荷物を多くする原因になってました。iPadに刺しての充電は折れそうで怖いという面もありましたね。
購入前に絶対に知っておきたかった課題ではありますが、自宅やオフィスで使うなら全く気にならない問題でもあります。
誤解2. 最高に持ちやすい
Apple Pencil 2 はとても細いです。こちらの画像を見れば分かる通り、細身のボールペンよりは少し太いくらいです。多色ボールペンやサインペンよりは確実に細い。

持った感じでは、Apple Pencil 1と比較しても細く感じます。
これが使いやすい太さかどうかは各自の感覚に依るとは思います。
持ちやすいと感じる人もいるかもしれません。
手の小さい人にはちょうどよいかもと思う反面、日本人の平均的男性こと匠にはちょっと細すぎるかなと感じます。
とはいえ、書きにくい程ではないのですが、もう少し太くても良いのではないかなと思ったりもします。
これが次の失敗に繋がります。
誤解3. ダブルタップ機能が最高
Apple Pencil 2 は、Apple社の「Apple Pencil (第 2 世代) をダブルタップする」にもある通り、ダブルタップで様々な機能を呼び出すことができます。こんな感じです。
ペンの切り替えなどの場合、わざわざ画面をタッチするために持ち替える必要がなくなります。これにより回数が少なくなって、スムーズに書きやすくなる、非常に便利な機能の一つです。
しかし、このダブルタップ機能はよく誤発動します。
Apple Pencil 2 の側面を2回タップするだけという単純な動作のためか、誤って発動してしまいがちです。
その発生頻度が意外に多く、たまにストレスになったりします。
これは Apple Pencil 2 の熟練度に依るのかもしれませんが、半年以上も利用していても改善できません。何か慣れる方法があるのかもしれませんけどね。
誤解4. 交換用ペン先(チップ)は必須
Apple Pencil はいずれもペン先(チップ)が取り替えることができます。
次のように、交換用のペン先(チップ)が販売されています。
しかし、通常の使い方をするなら交換用チップは必要ないと思います。
毎日1〜2時間ほど、英語学習などのノートを取るのに使いましたが、半年以上変えていません。
反応は特に変わっているようには思えませんし、削れ感もないです。
ちなみに、Apple Pencil 1 を利用していたときは発売と同時に購入してから、4年くらい使い続けて一回も交換しませんでした。その必要も感じず。
とはいえ、これは利用量に依存するため、一概には言えないかも知れません。
毎日 Apple Pencil でたくさんイラストを描いている人だと、3ヶ月でペン先(チップ)が削れてダメになったという話もちらほら聞きます。
いずれにせよ、利用量を見てから改めて購入することをオススメします。
つまり、Apple Pencil 2 と抱き合わせで 予備の Apple Pencilチップを購入する必要はないということです。
これを知らずに、必要になるだろうと思って買ったチップは、今も部屋のどこかに眠っています...
誤解5. ボールペンと同じ扱いでOK
最後に、もっともツラい失敗をお伝えします。
Apple Pencil 2 を落とした!
気づいたときにはもうパニックですよ。
カバンのペン立て部分に入れてたはずなのに、無い!
無い!
無い!
どこでカバンから滑り落ちたのか分からず、地下鉄や訪問したオフィスビルに片っ端からは問い合わせてみたにも関わらず、見つかることはありませんでした。
気分はこんな感じ...

泣きましたよ。そりゃもう(涙)
Apple Pencil 2 は高価です。ペンの類では極めて高い部類に入ります。
これを落としたときのリスクの高さをキチンと理解できていませんでした。
つい無造作にボールペンと一緒に立ておいたのが油断でした。
ボールペンが生き残って、Apple Pencil 2が居なくなったカバンの姿が忘れられません。。。(少し大袈裟)
ただ、日々生活する中で、今や必要不可欠なデバイスとなってしまったので、泣く泣く2本目を購入せざるを得ませんでした。

先代 Apple Pencil 2の箱が悲しげに、少しつぶれて残っていました…
この失敗からの教訓は、カバン内では固定しないとダメだということです。
細さによる携帯性の高さが仇になってしまったわけです。これは iPad Pro に常時接着してたとしても同じことです。
そのため、次の方法のいずれかを取るべきです。
- 鞄の中でファスナーの閉まるポケットに入れて、落下防止を図る
- 閉じられるるケースやインナーバッグを活用する
今だと、次のようなケースやバッグが良いでしょう。



Apple Pencil 第2世代は失敗なのか?
Apple Pencil 2には、たしかにいくつか課題となる点はあります。
この他にも利用可能な機種の iPad が少なかったりします。
しかし、これらはあらかじめ知らなかったために失敗となったと思っています。
この記事で予め知っていれば、いずれも致命的な問題ではありません。
そのため、Apple Pencil 2 は失敗ではない!と明言できます。

もし今購入を考えられている方は、ぜひ次の記事も参考にしていただきたいと思います。
皆様の iPad ライフが楽しく有益なものになることを祈っております。