家電業界にイノベーションを起こしたと評判の「バルミューダ・トースター」。
そんな うたい文句 につられたけど、高価すぎると躊躇していませんか?同じように、我が家でも妻とか〜なり話し合いました。
この記事では、同じ思いで迷っている方のために、我が家で使い込んでみて「ちょっと失敗したな。。。」と思うところをご紹介します。マイナス面も把握して購入したい人の参考になれば幸いです。
- 写真の機種は交換前のもので、最新機種ではありません。
- 製品の質が悪い!と批判する記事ではありません。
これから購入する人は、下記の記事も参考にして下さい。
失敗1.トースト専用?
購入前、妻と値段以外で悩んだのは、このトースターの置き場所でした。
その形状から、「オーブントースター」としての役割を期待したくなります。狭い我が家では、「オーブン」の置き換えとしても使えるだろうと考えました。そこで、元々使っていたオーブンを廃棄し、その場所に置き換えることにしたのです。けっこう安易。
しかし、この判断に後悔しました😞
残念ながら、バルミューダ・トースターはあまり多くの使い方はできません。その証拠に、こちらの写真を見てください。
シンプルなツマミが2つだけ。パン以外の使い道はオマケな感じ。これは「トースター」である以上、仕方ないと言えば仕方かもしれません。
また、内容量は非常に狭いです。マグカップ2つ分くらいが目安。
奥行きは少し余裕がありますが、あまり大きな食材は焼けません。トーストや餅なんかはいいですが、大皿のグラタンや、魚一匹の丸焼きは無理!自宅パーティをよくやる人の料理には、まったく合わないでしょうね。
また、「トースター」という用途を妨げないことを考えると、においの強い食べ物を焼くには向いていません。というか、絶対ダメ。なぜなら、トーストににおいがつきますよね。食感が最高のトーストが台無し…
そのため、魚やニンニク、肉汁の多い肉は不向きと言わざるをえません。少なくとも我が家では、怖くて試していません。つまり、ほぼトースト専用機と考えた方が無難なんです。
ちなみに、トーストだけでなく、餅や汁の出にくい根野菜、お肉を焼く、というケースでは大丈夫でした。お肉なんかヤバそうですが、臭いに敏感な妻が断言しています。
それでも、少し汁が出たりしますから、垂れないようにクッキングシートを使うのがオススメです。何十回と試してますが、その後の利用に影響ゼロです。といっても、たまには中を軽く拭くくらいはしてますけど。
オマケ話として、この弱点を補うかのようにコンロのグリルの使用率がアップしたことを付け加えておきます。
引っ越しを経てオール電化になりましたが、やはり状況は変わりません。普通のグリルに加えて、こういう調理器が活躍してます。
必ずしもオーブンの代わりって分けじゃ無いですが、こういうので補うと便利ですよね。
推奨はされてないようですが、臭いのある食材で合っても、それほど神経質にならなくても大丈夫なのかもしれません。というのも、メーカー公式で様々なレシピを公開されているからです。とはいえ、何回も何回も繰り返した場合とか、キツイ臭いの食材を使う場合とか、やはり怖いなと感じます。
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失敗2.キレイに保つのが難しい?
今使ってるオーブンやトースターって、いつもキレイにしてますか?
以前のオーブントースターをいつもピカピカに掃除していた妻にとって、いつも残念がっているポイントがあります。
それは、このトースターにはメンテナンスが難しいパーツがあるということです。
バルミューダトースターでも、大部分は通常のトースター/オーブンの掃除と変わりません。扉の裏をはじめ、内側の拭き掃除、網の焦げ掃除、受け皿に落ちたクズの洗い落とし といった一般的な洗浄はもちろん必要です。
それに加えて、バルミューダ特有の「水蒸気発生装置」(正式名ではない)の3つパーツの洗浄があります。
- 流し込んだ水の通路となる給水パイプ
- 水の受け皿
- 受け皿のガード
このうち、2と3はまだ掃除は可能です。むしろ簡単でお手軽な部類。
問題となるのは、1の上から下に通じる給水パイプの掃除です。バルミューダのトースターは、給水パイプがガッチリ組み込まれています。この給水パイプが曲がっていて細いのが難点です。
もしかしたら、強引に取り外せるのかもしれませんが、我が家では未だ外して掃除することができていません。例え、この給水パイプを外せたとしても、曲がった細い長いパイプの内側を掃除するのは非常に難しいです。ワイヤーにブラシが付いたものがあれば、しっかり中まで洗い上げることは可能かも知れません。
そういったわけで、使う度にキレイに磨き上げたい人にとっては非常にキビしいと言わざるをえません。
また、使い込んでパイプの内側が錆びたり、なんらか変化してきた場合に、味が劣化しないとも限りません。その場合は、いったいどうしたら?
このメンテナンス性の悪さは、少し失敗だな、と感じています。こういう専用の洗浄器具を思い切って買ってしまえば、大丈夫かもしれませんけどね。
妻と相談した結果、もう少し様子見してみることにしています。
実は、給水パイプは簡単に取り外して洗浄できるようになっていて、上と左の2ヶ所のクリップで固定されているだけだそうです。取り外したパイプは水しか通ることはないので、煮沸消毒するくらいで良いらしいです。
多少は本体に記載があるとありがたいんだけど…と思いつつ、デザインとのトレードオフだから、やっぱり説明書を読み込むのが筋かなと思ったりします。
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失敗3.誤った使い方で痛い目に
このバルミューダのトースターに関して、我が家最大の失敗をご紹介します。
ただ、キチンとした使い方を知らなかったことで失敗したお話です。バルミューダ社は悪くない。まちがいなく。
それは何かというと、こちらをご覧ください。
これはさっきの「水蒸気発生装置」のパーツの1つ、「2. 水の受け皿」です。焦げつかせてしまった後に、頑張って掃除した跡がクッキリ…
実は、この「3. 受け皿のガード」が無くなったままでしばらく使ってしまったことが原因です。何故かは不明。ガードが無いことで受け皿に落ちたパンくずに、水が加わって、たくさん焦げたために、大量にこびり付いてしまっていました。受け皿が真っ黒に盛り上がるくらい。
一番マズい状態の写真撮影を漏らしたのが悔やまれますが、ホントに酷い状態でした。キレイ好きな妻は、もう凹んだ凹んだ…
ちなみに、無くなったと思ってたガードは、トースターの扉の下から出てきたんですけどね。なんでこんなことに…
その後、重曹で念入りに磨いたのですが、完全には落としきれず、焦げた跡がクッキリ残ってしまいました。後悔、先に立たず…もちろん、この失敗は受け皿のガードをきちんとセットしていれば起こりません。
一歩使い方を誤ると、取り返しのつかない事態となるわけで、たかだか小さなガードにも意味があるわけです。事前に説明書を隅々まで読んで、使い方を誤らないことは長く使うためには必要不可欠ですね。
なお、受け皿にガードを設置していても、隙間からパンくずが少しずつは落ちます。そのため、放置していると同じ目に遭ってしまうかもしれません。
そういう意味で、このトースターはより頻繁には掃除した方が良いみたいですね。見た目には悪いですが、これまでのところは味・匂い・使い勝手のいずれでも何の支障も出ていません。
上記の水蒸気発生装置と呼んでいる装置は、正式には「ボイラー」と呼ぶようです。なんでも、水道水に含まれるカルキやパンくずなどによって茶色く汚れていくのが普通なんだとか。そうなった汚れを完璧に無くすのは難しいらしいですが、クエン酸洗浄によって軽減できるんだろうで。
<後日談>
この記事を執筆した5年後の今でも、全く問題なく使えています。この失敗を経て、メンテナンスをキッチリやっているということもありますが、けっこう丈夫ですね。
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おわりに
最初にお伝えした通り、バルミューダ・トースターには大きな長所がある反面、いちトースターは高過ぎる!と未だに躊躇している人も多かったハズです。
かくいう我が家もそうでした。手に入れるまでの間は半年以上、妻と2人で迷いに迷いました…
しかし、マイナスだった面を実際に見てみると、大したことないですよね。ちょっと失敗だったかな?と思ったのは、たかだかこの程度です。色んなサイトの口コミで「よく壊れる」だのなんだの言われたりもしますが、我が家ではまったく壊れてません!毎日使ってるのに。
この程度のマイナスは「毎日美味しいトーストが食べられる感動」を得ることを、躊躇させる理由になりえますか?
あのカリッとした外側の食感とふわっとした内側の食感の感動は、今でもずーっと続いていて、我が家をそれまで以上のパン好きにしてくれました。
今回の失敗を踏まえたとしても、我が家は、このバルミューダ・ザ・トースター には満足しています。一度このトースターで焼いたパンを食べたら、ファンになることは間違いありません。我が家は、夫婦ともすぐにファンになりましたからね。
もし購入を検討されている方は、こちらの記事も併せてご覧くださいね

最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。