バルミューダ トースターに最適なトーストを知りたくないですか?
バルミューダのトースターこと「スチームオーブントースター BALMUDA The Toaster」(以下:バルミューダトースター)を使ってもう数年。
かなり色々焼いてきましたが、やはり食パンを焼いて食べる率が高いです。
ふと、どの食パンを焼くと最も美味しくなるのか知りたくなりました。
そこで毎朝トーストを食べている筆者と家族の舌を使って、バルミューダトースターに合うパンはどれなのかを調べてみました。
使っている人 もしくは 購入を検討している人にとって、少しでも参考になれば幸いです。
なお、これから購入する人は下記の記事も参考にして下さい。
バルミューダ・ザ・トースターの調査内容
今回は次のような条件を想定して、調査してみました。というか、ほぼ実験です、これ。
調査対象のバルミューダ・ザ・トースター
トースターはご存知のこちらです。

(この記事執筆時点ですので、今となっては少し古いですが基本は同じ…のはず)
調査対象の食パン
市販されている下記の6枚切り食パンを焼いてみました。※一部例外あり
- パスコ(Pasco)「超熟」
- パスコ(Pasco)「超熟 ライ麦入り」
- ヤマザキ「ふんわり食パン」
- ヤマザキ「スイートブレッド」
- ヤマザキ「ロイヤルブレッド」
- パルシステム (PalSystem/生協)「しっとりもっちり食パン」
- トップバリュー「パン・ド・ミ」
- トップバリュー「毎日の食卓」
- (例外)メゾンカイザー「クロワッサン」
選定対象のバリエーションが偏ってるのは、試験者の生活環境都合となります。ご了承下さい。
バルミューダ・ザ・トースターを使った調査方法
バルミューダトースターで食パンを2回、各3分、「トーストモード」で焼きました。

1回目:スチーム無し(以下、水無し)
2回目:スチーム有り(以下、水有り)
前者の「水無し」を一般の安価なトースターで焼いた場合と仮定して、調査を行いました。
本来は、別のトースターで焼いたものと比べたかったのですが、我が家の機材事情のため、このような調査方法となりました。
実際のところ、バルミューダトースターは温度調節機能も付いているため、「水無し」で純粋に安価なトースターよりも美味しく焼けるはずではあります。
調査基準
焼き終わったトーストを半分に切り、下記の基準でトーストを確認していきます。
- 外カリ度・・・・・トーストの外側の食感がカリっとしているか
- 中フワ度・・・・・トーストの中身の食感がフワッとしているか
- みずみずしさ・・・トーストを食べてカスカスした印象を持たないか
- 厚み・・・・・・・焼いてもトーストは厚いままか
- 値段・・・・・・・安いほど良い
補足事項
美味しいか美味しくないかの判断基準は好みによるところが大きいですから、万人に向くとは限りません。そもそもパンはすべて美味しい!のですが、それを言ってしまっては本末転倒です。
今回はバルミューダトースターで美味しくなるかが焦点です。そのため、安くてバルミューダトースターによって美味しくなる食パンこそが向いていると言えると考えます。(美味しくなる≒食感が良くなる、みずみずしさは落ちない)
もうちょっと端的に言うと、バルミューダトースターの恩恵を受けやすい安い食パンはどれ?というのが、今回の調査結果の結論になります。
ちなみに、元々美味しい食パンを焼いて、少し美味しくなった。。。というのではせっかくの高級トースターを使う喜びも半減ですよね?
このような前提で進めている点、ご理解下さい。
お得に購入できるネットショップはこちらから
バルミューダ・ザ・トースターで8種類の食パンを焼いた調査結果
バルミューダで焼いた食パン1)パスコ「超熟」
パスコ(Pasco)の定番食パンです。テレビCMもバンバンしてるだけあって、よく見ますし、食パンと言えばコレ感ありますね。妻も子供も好きです。

水無しの場合
見た目は、このように焼き色が表面に濃くつきます。
噛みちぎる強度は比較的固めで、外はカリカリしてても、中身のフワフワ感があきらかに落ちます。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | × |
みずみずしさ | △ 若干カスカス感あり |
厚み | △ 少し薄くなる |
値段 | × 260円くらい 今回の比較対象内では高い方 |
でも、トーストってこんな感じでしょと思う定番の味という印象。
水有りの場合
焼き色は今回試した食パンの中でも濃く付いている方です。
中身のフワフワ感やみずみずしさが、水無と比べて明らかに変わります。噛んだ時に軽くサクッと言うくらいには外のカリカリ感はそのまま。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | △ 少し薄くなる |
値段 | × 260円くらい 今回の比較対象内では高い方 |
今回の調査対象の中でも、バルミューダトースターの恩恵を受けやすい食パンだと言えますね。
水有りで焼いて食べたときの最初の感動は、このパンだったように思います。
バルミューダで焼いた食パン2)パスコ「超熟 ライ麦入り」
パスコの主力パンのうち、もう一つよく見るパンです。とはいえ、あまり我が家の食卓にあがることは無かったのですが、今回は試してみました。

水無し
焦げ目が薄く、外も中もふんわりしていました。カリフワ感がないのが残念。
外カリ度 | × |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | △ 少し薄くなる |
値段 | × 260円くらい 今回の比較対象内では高い方 |
水有り
水無しと比べて、焦げ目の具合は変わりませんが、外側のカリカリ感、中身のフワフワ感が少し強調されるようになります。
外カリ度 | △ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | △ 少し薄くなる |
値段 | × 260円くらい 今回の比較対象内では高い方 |
つまり、バルミューダトースターによって、少し食感がアップするという恩恵を受けられるということになります。
パスコの2つの食パンは、いずれも恩恵を受けやすいと考えることができますが、少し値段が高めということになります。とはいえ、6枚切りで300円以内なのを高いとは言い難いとは思いますが。
バルミューダで焼いた食パン3)ヤマザキ「ふんわり食パン」
その名の通り、ふんわりした食感がウリの食パンです。我が家の息子はカリカリのパンが好きなので、実はあまり買ったことがなかったのですが、今回試してみました。

水無しの場合
他のトーストよりも、寄って撮ってしまっているのはご愛敬。より断面が分かり易い程度にお考え下さい。
外カリ度 | × |
中フワ度 | ◎ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | △ 200円前後 |
焼かない状態でかなり柔らかいのですが、水無しで焼いてもかなり柔らかいです。焼き色が濃いめについてますが、実際の食感はほとんど変わりません。
水有りの場合
こちらも、他のトーストよりも、寄って撮ってしまっているのはご了承ください。
外カリ度 | × |
中フワ度 | ◎ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | △ 200円前後 |
水有り無しに関わらず、焼いても焼かなくてもかなり柔らかいです。
このふんわり感がウリなので、むしろ焼く意味あるのか?トースト向きではない?と感じてしまいます。そんなわけで、バルミューダトースター向き、恩恵を受けやすい、とは言い難い結果となりました。
バルミューダで焼いた食パン4)ヤマザキ「スイートブレッド」

恐らくオンラインでの販売を全くしていない食パンです。とはいえ、スーパーなどでよく見かける印象ですが、主力製品ではないのかもしれません。
「トーストするとサクッと軽い」という謳い文句に期待が募ります。
水無しの場合
トーストすると、外側だけであく、中身も硬くなってしまいます。真ん中も薄くなってしまって、トーストで美味しくなるというのを期待すると、ちょっとイマイチ。
外カリ度 | △ |
中フワ度 | △ |
みずみずしさ | × |
厚み | × |
値段 | × 100円前後 |
焦げ目の付き方も激しくて、ちょっと焼きすぎたかな?と心配させられてしまいます。
水有りの場合
打って変わって、外側だけがカリッとして、中身はフワフワになり、非常に狙い通りの食感となります。焼き目もまさにトーストらしい焼き目になって良い具合です。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ 弾力も少しあり |
値段 | ○ 100円前後 |
今回試した中では、スチーム有無の影響を大きく受けることができた食パンの1つと言える結果となりました。しかも、値段が安いのがポイント高いですよね。
バルミューダで焼いた食パン5)ヤマザキ 「ロイヤルブレッド」
ヤマザキの主力製品であるのは間違いなく、テレビCMでもバンバン流れている商品です。間違いなくスーパーに置いてあります。
こちらはオンライン販売をしています。

公式ページはこちら。商品の一番最初に表示されるくらい定番商品です。
水無しの場合
焼き色は比較的濃いめにつきますが、外側のカリカリ感と中身のフワフワ感がしっかり感じられまして、このままでも十分クオリティの高いトーストと言えます。
外カリ度 | ◎ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | ○ 200円前後 |
水有りの場合
水無しの場合より、焦げ目が弱くなります。その分、外側のカリカリ感を感じるより、中のフワフワ感の方が強くなります。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | ○ 200円前後 |
今回比較した中では中くらいの値段という点以外は非がない印象です。ただ、どのトースターでもそれなりに美味しくなるだろうということを考えると、バルミューダトースターの恩恵が少ないと言えそうです。
バルミューダで焼いた食パン6)生協(パルシステム)「しっとりもっちり食パン」
我が家では、子供のためもあって生協ことパルシステムを利用しています。そちらの商品の中で、妻と息子が最近特に好きな食パンです。
公式ページはこちら。
AmazonなどのECサイトでのオンライン販売は無さそうですね。
ちなみに、昨年発売された新製品だそうです。
ただ、賞味期限が明らかに短いのが難点です。その分、新鮮で余計なものが入っていないせいなんでしょうけど。
水無しの場合
焼き色がクッキリ濃くつきます。外側のカリカリ感はあるものの、中のフワフワ感が失われてしまいました。みずみずしさも明らかに減った感触です。真ん中の厚みも薄くなってしまっていました。
外カリ度 | ◎ |
中フワ度 | △ |
みずみずしさ | △ |
厚み | △ |
値段 | ○ 150円前後 |
水有りの場合
一転して、焼き色が薄めにつきます。外側のカリカリ感がありつつ、中のフワフワ感は大きくまします。みずみずしさも同じく。真ん中の厚みも明らかに違います。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | ○ 150円前後 |
値段も安価で、バルミューダトースターのスチーム効果による恩恵を大きく受けられる食パンということが分かりました。
バルミューダで焼いた食パン7)プライベートブランド「パン・ド・ミ」
こちらは近所の「アコレ」で希に買う食パンです。トップバリュー、つまりはイオン系列のスーパーで購入できると思います。パッケージは3枚ずつですが、厚さは6枚切りと同じでした。
公式ページはこちら。
AmazonなどのECサイトでのオンライン販売は無さそうですね。
水無しの場合
トーストした後の硬さが目立つ食感となりました。パリッと感がほとんどなく、噛み切りにくさを感じる印象です。それでいてフワフワ感が少なく、パサパサします。
外カリ度 | × |
中フワ度 | × |
みずみずしさ | × |
厚み | ○ |
値段 | ○ 180円前後 (6枚切り) |
安いトースターで焼いたらこうなる!という見本のような印象。
水有りの場合
焼き色が薄くなって、明らかに柔らかくなりました。外側のパリパリ感はやはり出ませんが、内側のフワフワ感が出て、みずみずしさが若干アップしています。
外カリ度 | × |
中フワ度 | △ |
みずみずしさ | △ |
厚み | ○ |
値段 | ○ 180円前後 (6枚切り) |
ちなみに、別のモードで焼いてみたところ、モチモチ感が大きくなりました。外カリ中フワよりも、モチモチ感を大事にしているパンかもしれません。
バルミューダで焼いた食パン8)トップバリュー「毎日の食卓」
トップバリューでよく見る最安価な食パンです。とにかく安くて、どうなのこれ?と思いつつ、購入して食べることがしばしば。

公式ページはこちら。
AmazonなどのECサイトでのオンライン販売は無さそうですね。
水無しの場合
外側のカリカリ感、中身のフワフワ感はありますが、明らかにパサつきを感じます。そして、噛むとつぶれてしまう噛み切りにくさを感じる仕上がりとなっています。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | △ |
みずみずしさ | × |
厚み | △ |
値段 | ○ 90円前後 (6枚切り) |
水有りの場合
外側のカリカリ感は弱くなりますが、中身のフワフワ感が強くなります。また、明らかにパサつきが減り、みずみずしさを感じられるようになります。そして、噛み切りにくさも減りました。
外カリ度 | △ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | ○ 90円前後 (6枚切り) |
とにかくバルミューダトースターのスチームによる効果が大きい印象です。その上、今回試した中では最安値ですから、非常にバルミューダトースターに向いている食パンと言えますね。
バルミューダで焼いたパンの番外編)メゾンカイザー「クロワッサン」
食パンではないのですが、ふとクロワッサンならどうかということで試してました。プチ贅沢なパンブランドです。
全国に支店はありますが、業態の特色の都合かオンライン販売されているパンはごく僅かです。今回試したクロワッサンもオンライン販売はされていませんね。
水無しの場合
ちょっと断面だけでは焼き色が分からなかったので、焼いた直後の画像も載せてみました。

ちょっと焼き色が付いたくらいです。
外側のカリカリ感は強く、中身のフワフワ感は十分あります。
外カリ度 | ○ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ○ |
厚み | ○ |
値段 | × 200円/個 90円前後 (6枚切り) |
パリパリ感優先だと、むしろ水無しの方が良いかもしれません。コスパは悪いですが、パリパリ感がハンパなし。
水有りの場合
こちらも焼き色は大して付きません。焼く前とほぼ変わらないかな。
中側がフワフワになりすぎて、包丁で切ると潰れてしまいました。パサつきをほとんど感じられず、フワフワとした不思議なクロワッサンになりました。
外カリ度 | △ |
中フワ度 | ○ |
みずみずしさ | ◎ |
厚み | × |
値段 | × 200円/個 |
ちなみに、妻は水有り派、匠は水無し派、と結果に対する好みが分かれました。
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バルミューダ・ザ・トースターで食パンを焼きまくった結論
安価な食パンほど恩恵を受けやすいということがわかりました。これはトップバリューの「毎日の食卓」などの結果を見れば明らかです。
また、高い食パンだからといって、バルミューダトースターの恩恵を受けやすいとは限らないことが分かりました。むしろ、高い食パンはトーストするしない、バルミューダトースターを使う使わないに限らず、安定した食感を出している点では素晴らしいと言えます。
しかし、本記事はあくまで「バルミューダトースターの恩恵を受けて美味しくなる安い食パンはどれか」という観点で書いてますから、そういう意味では「超熟」をはじめとした食パンは分が悪くなってしまうのは仕方がありません。
ただ、高級トースターであるバルミューダトースターを購入した以上、その恩恵を安値で受けられる食パンを買いたくなるのもまた自明でしょう。
ただ、絶対値、つまりは水有り無しでの比較は横に置いて、カリフワ感を楽しみやすい市販の食パンは下記であったともいえます。
- パスコ(Pasco)「超熟」
- ヤマザキ「スイートブレッド」
- ヤマザキ「ロイヤルブレッド」
- パルシステム (PalSystem/生協)「しっとりもっちり食パン」
- トップバリュー「毎日の食卓」
もしバルミューダトースターを買ったのに、上記の食パンを試していない方がいらっしゃれば、是非試すことをお薦めします。
まだバルミューダトースターを手に入れていない方は、ぜひこちらの記事もご覧くださいね。
最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。