昨年ブルーレイレコーダーを買い替えました。
以前の機種はパナソニックソニーだったのですが、キーワードを指定するだけで録画できる「おまかせ録画」機能が欲しくて購入したものでした。しかし、今のレコーダー製品としては、良くも悪くも普通の機能となってしまいましたよね。
それ以上に何が欲しいかと悩んだ時、ふっと「全録」という言葉が浮かび上がり、パナソニックのDIGA(ディーガ)を選択することになりました。
本記事では、この「パナソニック DMR-BRG2030」を実際に使ってみてわかった、良いところや失敗だったところをお伝えします。
パナソニック DMR-BRG2030 とは
実際に購入したのはこちらです。

特徴
今回選んだ機種の主な特徴やスペックはこちらです。
- 6番組同時録画
- HDD容量: 2TB
- チューナー数: 6 (地D/BS/CS×6)
- おまかせ録画
- ハイレゾリマスタ-
- ディモ-ラ対応
- Wi-Fi内臓
- スマホ視聴
- サイズ
- 横(W):430mm
- 高さ(H):41.5mm
- 奥行き(D):179mm
- 重量: 2.3kg
(引用元:DMR-BRG2030 | Panasonic)
以前使っていた2010年製の機種に比べて、高さが半分になり、奥行きも3分の2。おどろくほどコンパクトになりました。しかし、内容は何倍もパワフル!
お値段は、検討する時期にもよると思いますが、5〜8万円の間みたいです。匠は約65,000円くらいでした。2018年の今となっては、少しお高めかもしれません。
購入意図
キーワードで自動的に録画する「おまかせ録画」はもちろん、「チャンネル録画」機能による見漏らし&録画漏れをキャッチアップしたいと考えました。というのも、妻が「あ、あのドラマ、見るの忘れた!」と悲鳴をあげる事態がよく起こり、残念な思いをしていたのです。
また、ハードディスクの容量を使い切って録画できないケースも増えていました。かなり頻繁に録画した番組の整理が煩わしくなっていたのも事実。
これらの問題を解決できることを期待して、この「DMR-BRG2030」を購入しました。
DMR-BRG2030 の良かった機能は
良かった点1「6番組同時録画」
このディーガ/DMR-BRG2030を購入した最大の理由は「同時録画機能」です。

上記の画像の通り、6チャンネルを同時に録画できます。
公式には「時間指定チャンネル録画」と言ったりするので少しややこしいです。購入を検討していた時点では「全録機能」と呼ばれていたような気がするのですが、パナソニック公式には呼び名を使っていないようです。まぁ、落ち着いて考えれば、「同時録画機能」の誤解の無い呼び方ですよね。
この機能は、全チャンネル録画できるわけでは無く、指定したチャンネルの指定した時間帯だけ録画できる機能です。
機種によって違いがあるのですが、匠が購入した「パナソニック DMR-BRG2030」は6チャンネルまで最大8時間分の番組を同時録画できます。この数をどれだけ我慢できるかで下位機種を選択できるわけです。参考までに、匠は下記のように設定して使用しています。
- 時間指定チャンネル録画の設定(匠の場合)
- NHK総合、日テレ、TBS、テレ朝、フジ、テレ東 × 18:00~26:00(翌2時)
これでほとんどの見たい番組はカバーできるようになりました。しかも、録画時間帯に追っかけ再生もできるので、少し遅れてオンタイムで見ることも可能です。いや、後で録画見た方が時間効率としては良いんですけどね。
テレビを起動して、BDプレーヤーのチャンネル録画の番組表を起動して、番組を選んで見る、あるいは 気になる番組をポンポンと保存していきます。(チャンネル録画エリアから保存エリアにコピーする「ダビング」という機能だそうです)
このチャンネル録画機能を使うようになって、「テレビ番組をオンタイムで見る」という生活から「チャンネル録画したテレビ番組を見る」という生活に切り替えることができました。そうすると、テレビ番組の放映時間に縛られない生活を送れるようになります。
これは生活の自由度が上がって、家事や作業を中断せずに済ませてから、落ち着いてテレビ番組を見られるという大きなメリットがあります。それでも、妻は従来通りにチャンネルをザッピングする見方もやってるようなんですけどね😅
また、当初期待した番組の「見漏らし」や「録画漏れ」といったことは、ほぼ無くなりました。これもストレスという意味では良くなりますし、オンタイムで見られなかった番組をNHKオンデマンドなどにお金を払う必要なく、高画質で録画した番組を見られます。
匠の家庭は僅かでしたが、家庭によっては直接的にコストに削減になるかと思います。
良かった点2「リモート視聴」

ディーガは、リモコン操作への反応がかなり速いです。
これまで色んなテレビやDVD、ブルーレイなどのプレーヤーを使用してみましたが、反応の良さがダントツ。Fire TV のBluetooth方式のリモコンには僅かに劣りますが、赤外線方式のリモコンとしては最高だと思います。
ただ、リモコンへの反応が良い分、本体側の反応が遅いように感じて気になってきます。
いや、ここまで来ると単なる贅沢だなぁとは思うんですけどね😅
DMR-BRG2030 の失敗だった点は
失敗1「全録じゃない」

このレコーダーでは、6チャンネルに対して8時間の全番組を同時に録画できるわけですが、その一方で全番組を録画できるわけではありません。
そのため、丸一日録画できると思って買うと失敗します。「全録」と呼ばないのには理由があるわけです。
そして、この機種を買うと気づくのは、意外と朝や日中も録画できていたら良かったのに!と感じることが多々あるということです。
例えば、オリンピックなどのスポーツ番組、特別なニュース、ネットニュースで知った朝のニュースの場面、といったようなものです。これらはいつも見たいものでは無いのがクセモノ。だから、全録してくれるマシンが欲しいかどうか悩んでしまいます。
ちなみに、最上位機種であれば、10チャンネル×28日間まで自動録画可能になりますが、お値段が跳ね上がります。2倍以上!

この録画量の制限とコストのトレードオフこそが、このディーガを購入する上で最も悩ましいところです。
失敗2「チャプターがよく振られない」
発生する条件はよく分からないが、頻繁にチャプターが設定されないことがあります。こんな感じ。

つまり、チャプター単位に早送りしたり巻き戻したりができない番組があるのです。通常の早送り巻き戻しを使えばいいんですけど、チャプター送りに慣れてしまうと、ちょっと不便に感じてしまいます。
また、発生する条件が分からないものの、特定の番組に限って割り振られないように感じます。何か相性などあるのであれば、開示して欲しいものですが。。。
個人的に感じるのは、テレビ東京の番組はよく割り振られないな、と。別に割合などは計測してはいませんが。。。何かあるんですかね😅
失敗3「全録に失敗する」

過去に1度、期待していた期間のチャンネル録画を完全に失敗しました。
何が起こったのかというと、本体自体がフリーズして、何も録画できなくなっていました。
それもよりにもよって、この悲劇が起こったのは年末年始! 録画できているものと思いこんで帰省してしまいました。そのため、録画失敗に気づくこともできず、自宅に戻ってきて呆然としました。妻は紅白歌合戦もダウンタウンも好きで、どちらもゆっくり見れずに大きなショックを受けていました。。。
ちなみに、NHKオンデマンドで紅白だけ見たんですが、せっかくのチャンネル録画搭載機を買ったのに余計な出費となってしまいました。
この失敗以降、家を旅行などで離れる時には毎回不安を覚えるようになりました。もしもう一度あれば、バックアップとなる機種を考えようかなとまで思ってしまうくらいに不安です。。。
失敗4「フラッシュ送りが微妙」

こちらも写真を見ていただければ分かる通り、秒数指定の送りキー(フラッシュ送り)が「30秒送り」と「10秒戻し」の固定です。特に送りが使いにくくて、よく行き過ぎてしまってイライラします。
これは人によって好き好きあるところだとは思いますが、できればどちらも1CM分の15秒くらいであって欲しいところです。
ベストなのは、カスタマイズできると良いんですけどね。無いものねだりで贅沢すぎるかもしれませんが💦
DMR-BRG2030 に適した人は
この「DMR-BRG2030」にしか無い最大の特徴は「6チャンネル×8時間の同時録画」です。
この最大の特徴とコストのバランスが良いと思える人または満足できる人が、このブルーレイレコーダー「DMR-BRG2030」に適した人だと思います。
正直言って、他の良いところは他のDIGA機種でも搭載されているものがあります。同じく失敗したなと感じた点も同じです。いずれも考慮するよりも、やはり最大の良い点を見て選ぶのがよいと考えます。
ちなみに、ご紹介した失敗点がいくつもありますが、匠は十分以上にこのレコーダーに満足しています。
これだけ書いといてなんですが、我ながら贅沢な悩みだなぁ。。。と反省してたりするわけで💦
