こちらで買い漁って良かったアイテムについて紹介しました。
それはそれとして、今年もたくさん新しいマンガに出会いました。なんでこんなに面白いのに、今まで読まなかったのか?とビックリしたものです。
その中でハマったものを10個ばかり選びましたので、ご紹介します。
こっちもガチで選んだマンガばかりで、定番ものが少ないのはご承知おき下さいませ。
幼女戦記
間違いなく2017年読んだマンガの中で、最もハマったシリーズです。
「幼女」という標題から敬遠していたのですが、中身は骨太なファンタジー戦記物です。マニアックにならない程度の戦争戦略論に加え、主人公「ターニャ」の圧倒的な攻撃力による爽快感が良い!加えて、ターニャの出世、ターニャと軍人たちの軽妙なトークによる行き違いがさらに面白さを増幅してくれます。
ちなみに、ターニャは中身が転生したおっさんの「幼女」という設定なので、アニオタ向けではなく、十分に一般ウケする内容です。
もし読んで無くて敬遠していた方はぜひ読んでみましょうね。下記にも記事を書きましたので参考にして下さい。
転生したらスライムだった件
2017年は転生ものが非常に面白かった印象ですね。こちらも読んでみてタイトルとのギャップにハマった転生系マンガです。
「スライム」という最弱モンスターの発想から、主人公が逃げ回るようなマンガかなとあまり期待してませんでした。
実際は、いきなり最強になってモンスターを従えていく話です。しかもけっこう自然で合理的な内容になっているので、違和感が少なくて面白いです。小難しい設定や説明が少ないのも良いです。
話が進むと、ドンドン最強になっていくんですが、戦いとは別のところで大変な展開になっていったりして、全然飽きることがありません。匠が一番好きなのは、主人公が大量のモンスターに名付けをするシーンです。えーって感じで面白いですよ。
元がライトノベルらしいですが、ちょっと読んでみようかな、という気持ちにさせられるくらいの良い作品です。
魔王の秘書
こちらもファンタジーですが、勇者側の話も魔王側の話も出尽くした昨今、「魔王の秘書」という立場の話が強烈でした。
人間が、真剣に人間を滅ぼすことを考えるとそうなるよね、という感じで戦慄します。でも、笑えます。
腹の据わった女性秘書が、「頑張って世界から人間(私以外の)を根絶やしにしましょう!」という姿は抱腹絶倒です。
とにかく秘書が、魔王軍を1つの会社と捉えて、業務改革していく姿が面白いです。
早く2巻が読みたい!!
メイドインアビス
話題になった「大穴に少年少女が潜る物語」。
2017年にアニメが放映されていたようですが、匠は見てません。しかし、マンガだけ見ても非常に面白かったです。
ほんわかした絵柄に反して、ストーリーはホントに過酷な内容です。ファンタジーもので、かつ非常に壮大です。常に「死」が漂う世界観を、逆に絵柄が中和してくれているんだな、と思い直したくらいです。
とにかく穴に潜っていくだけ、という話なんですが、世界観やキャラクター、各話の作り込みが素晴らしいです。そして、少年少女が一生懸命に困難を乗り越える姿にグッとくるモノがあります。
1巻を読み始めて、あっという間に最新巻に辿り着いてしまって、次の巻が待ち遠しい限りです。
アニメは、、、妻の目を盗んで見てみようかな、、、なんて。
理想のヒモ生活
こちらもまたまた転生系マンガです。表紙から、完全に18禁エロマンガだと勘違いしてました。
しかし、実際には「サラリーマンが王宮に入ったら」という展開を描いたストーリーです。怠惰なヒモになってばかりにはおられず、王女を支える婿としての役割を求められる姿に色々考えさせられてしまいます。
王族教育、権力闘争、パーティに参加するだけでも一苦労。。。美人の女王様と過ごせるならラッキーでは終わらない展開と、それを主人公が上手く乗り切る姿が、このマンガの面白さです。
2巻まで終わって、まだまだ沢山の王宮ネタがありそうですから、今後も楽しめそうで期待しています。
コタローは1人暮らし
上位5位まではファンタジー物や転生モノが続きましたが、こちらは現代の切ないギャグストーリーです。
なぜかコタローという4歳の少年がアパートに一人暮らしを始めるという奇抜なストーリーながら、どこかで同じ事が起こっていそうで不思議です。
実際にあるとヤバイのですが、近隣住人が上手くフォローしたり、コタロー本人がシャキシャキしていることもあって、コミカルです。そして、ところどころジーンときてしまいます。
コメディーなんですが、複雑な家庭事情を乗り越えて、コタローの無事な成長を願ってやまない気持ちにさせてくれる不思議な作品です。
女騎士、経理になる。
ファンタジーと経理という、水と油のような題材を組み合わせた作品です。ここまで無理な組み合わせになると、逆に面白いのが分かりました。
ファンタジーなのに、戦いはほとんど無くて、会計とギャグの一辺倒です(笑)
説明が多いのがたまにキズですがが、経済の観点でファンタジーを書いているのが上手いです。「粉飾決算」「不正会計」といった一般企業にありがちな不正が、王国に出てくるのがなかなかですね。
ただ、このマンガを見たからといって、経理や会計に詳しくなれるような勉強本では無いです。その点はご安心ください(?)
ゴブリンスレイヤー
ゴブリンという地味なモンスターをひたすら狩る地味な戦士の物語です。
このマンガの面白さは、主人公が「工夫してゴブリンを狩っていく」という点で、絶対的な強さも派手な魔法もありません。しかし、雑魚キャラとして名高いゴブリンというモンスターが、如何に地味で凶悪なのかを上手く描いて、それを退治する方法や状況に面白さを感じます。
けっこう凄惨な描写も多いので苦手な人には向きませんが、大丈夫な人はぜひ読んでみて欲しいと思います。
双亡亭壊すべし
藤田和日郎の新シリーズです。
表紙も概要説明を見ても、なんだこりゃって感じだったんですが、やっぱり内容を見て流石だなと感じました。面白いです。
ちょっとおどろおどろしい絵柄でありながら、他に無い「殺人屋敷を壊せ!」というテーマが斬新です。今回もお得意の拳法の達人や超能力者のオンパレードなわけですが、その上をいく敵が出てくるのが過去の作品に無い感じです。
ホラーというよりは凄惨な描写が多い作品でもあるので、見る人の好みに寄るところはありますが、藤田先生お得意の大どんでん返しのオンパレードで飽きることがありません。
まだ巻も進んでいないので、これから読む人は早く追いついておくのをオススメします。
ドラゴンボール超
超有名作品のドラゴンボールを別の作者がアナザーストーリーとして(?)、続きを書いている作品です。
以前の作品で強さがインフレしまくっていますが、今回も上手くその当たりを吸収して進むのが丁度良いです。神様はもちろん、別の宇宙の人達に過去未来となんでもありなんです。
そんなことより、悟空とベジータをはじめ、昔からの人気キャラクターが片っ端から出演して、活躍している姿はいちファンとしては楽しいです。
Amazonのレビューは色々叩かれていますが、匠はマンガだけ見るなら純粋に面白いと思いました。次の巻も必ず買って読むと思います。
おわりに
2017年はファンタジーと転生モノの当たり年だったのではないでしょうか。
反面、スポーツマンガで当たりだなと思うことがありませんでしたね。結構スポーツマンガが好きなんですが、そこは残念でしたね。また、他にも面白く無いマンガもありました。Kindle本だとその辺がわかりにくいのが残念だなぁと思いましたが、それもまた楽しみのうちということで。
2018年も色んなマンガを読んで、楽しい一年にしたいと思います。
皆様、よいお年をお迎えください。