人気漫画「幼女戦記」は戦争/戦記が分かるようになる、大人向けマンガ【書評・感想】

匠の安上がりなストレス解消の一つに「マンガ読書」があります。

いい歳して、相変わらず、一ヶ月に10冊以上は読んでます。

その中で、いい大人が繰り返し読んでしまうオススメな漫画をご紹介します。

「幼女戦記」とは

この表紙をご覧ください。

えーっ!と引きかけた大人の皆様。

騙されないで!

この漫画は、普通のオジサン達が買いにくいタイトルと外観です。

しかし、中身は骨太なファンタジー戦記物です。

主人公は、幼女「ターニャ」(11歳)に転生した、堅物のオッサンという設定です。

つまり、見た目とセリフのギャップが魅力的なのです!そうでありながら、このターニャの圧倒的な攻撃力による爽快感が、たまりません。

加えて、ターニャの出世、ターニャと軍人たちとの軽妙なトークがさらに面白さを増幅してくれます。

これに骨太な戦略論が語られるわけで、大人でも飽きることはありません。

その辺のキャラの可愛さやエロをウリにした、漫画とは一線を画しています。

しかし、この漫画の一番面白いところは、これらではありません。

幼女戦記の魅力は「行き違い」

この漫画の最大の魅力はこちら。

ターニャと大人たちの行き違い

平和主義を自認して後方エリートを目指す割に、出世欲からの意欲的な発言をしてしまうターニャ。

自らの言動で最前線で、厳しい戦いに追い込まれていく姿が非常に面白いです。

ターニャは軍人として極めて有能なんですが、とにかく周りの思惑が読めません。勘違いの達人です。

これは上官でも、部下でも、まったく同じです。終始ターニャの軽妙な比喩表現に対して、兵士達が完全に勘違いして、崇拝する姿が面白いです。

また、この漫画の魅力は勘違いだけではありません。

幼女戦記の魅力は「ドS」

幼女こと、ターニャのドSな姿も魅力的です。

4巻で、屈強な兵士達を鍛える過酷な訓練シーン。

三十六時間が経過した訓練の最後にとぼけた笑顔で述べるターニャ。

兵士達が絶望しながら乾いた笑いを出すしかない鬼軍曹っぷり。この後、対尋問訓練、アルペン山脈での行軍訓練とつづきます。

過酷な教練で脱落者を大量に出して、前線になるまでの時間を稼ごうとするターニャですが、逆に屈強な戦士たちが出来上がるという皮肉。

そして、短期間で屈指の戦士を育成できたという実績が、彼女を更なる最前線に駆り立てるわけです。

この状況に気づけない姿に、読者は思わずニヤリとさせられます。

幼女戦記の魅力は「大人を圧倒する幼女」

北方方面軍の冬期攻勢に対して、断固反対する幼い姿のターニャ。

前世の記憶、つまり近代の歴史を踏まえていて、ドイツ軍が冬の行軍で惨敗することを知っています。

そうした記憶から、幼女以上の経験値生かしての確信を持ったセリフが、周りの大人たちを圧倒します。

とはいえ、幼女の姿ですから、経験値からとは思ってもらえず、また誤解を生んでいくわけですが。

「幼女戦記」は大人のための戦記物

この本はオタク向けではありません。

大人向けの戦記物です。

セリフのやり取りと、戦略、戦いの爽快が楽しめるマンガです。

もし外観とタイトルで二の足を踏んでた人は、ぜひ読んでみることをオススメします。

著:東條 チカ, その他:カルロ・ゼン, その他:篠月しのぶ
¥574 (2022/09/29 08:00時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場