DaVinci Resolve StudioでマルチGPUは効果があるのか?

2020年から動画編集に DaVinci Resolve Studioを使い始めました。

Blackmagic Design 動画編集ソフトウェア DaVinci Resolve Software 000870
ブラックマジックデザイン
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USBドングル版

Speed Editor目当てに購入したわけですが、だんだん慣れてくると便利だなぁと思うことがたくさんあって嬉しい動画編集ソフトですね。さすがプロユース!

ただ、もう一つ。

有償版のDaVinci Resolve Studioを購入した理由に「GPUをフル活用できる」機能があります。

無償版ではGPU利用は一部のみですが、有償版だとNVIDIA GPUを使った高速処理が可能になります。この辺の詳しいところは本家や他サイトにお任せします。

これに加えて、有償版だとマルチGPUに対応しています。

このマルチGPUに対応しているということが、どのくらい性能向上に影響があるのかを知るため、実際に試してみましたので、ご紹介します。

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マルチGPUに関するテスト条件

DaVinci Resolve Studio

今回利用した DaVinci Resolve Studio は バージョン17 の Public Beta 4 でした。

DaVinci Resolve 17 – Studio | Blackmagic Design
革命的な新ツールを搭載。編集、カラーコレクション、プロフェッショナルなオーディオ・ポストプロダクションを単一のアプリケーションで実現できます。

その後、Public Beta 7まで試してみましたが同じ状態でした。恐らく直近のバージョンに依存しない仕様だと思います。

利用したハードウェア

手持ちにあった、次のグラフィックボードを2枚挿してみました。

ZOTAC GeForce GTX 1650 OC グラフィックスボード ZT-T16520F-10L VD7269
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メーカーが異なるだけで、ほぼ同じGeForce GTX 1650です。

サイズは若干MSIの方が大きいくらいで、使い勝手に違いを体感することはありませんでした。

価格が安く、消費電力が少ない反面、性能面では見劣りがするので 4K編集なんかには向きません。これを手軽になんとかできないかと考えたのが事の発端です。

ちなみに、今回使用したハードウェアは次の通り。

マザーボードMEG X570 UNIFY
CPURyzen 7 3700X
メインメモリDDR4 3200Mhz(PC4-25600) 64GB
ディスクSN750 2TB NVMe
ケースミドルタワー ATX対応
光学ドライブブルーレイドライブ 1機
電源650W ATX電源
いつもの匠メインデスクトップパソコン 2020は以外にコンパクトだけど背が高い
いつもの匠メインデスクトップパソコン 2020

GPUさえ強化できれば、4K動画編集にも十分使えるスペックと言えますね。

このデスクトップパソコンの詳細について、詳しくは下記の記事をご覧下さい。

マルチGPUのテスト内容

今回は確実に結果がわかりやすいレンダリング(動画の出力)について、次のようにテストを実行しました。

素材

15分強4Kタイムラプス動画で、音声なしです。

こんな感じで3Dプリンタでの印刷の様子を撮影したものです。

意外にサイズが大きいので、画像でのみのご紹介となります。

いや、YouTubeに公開したところで…と思いましたので、動画での元ファイルの公開はご勘弁ください。

DaVinci Resolve Studioでの編集内容

次の加工を行いました。

  • 全体で7クリップ、1分5秒にカットする
  • 音声なし
  • 4K動画をフルHD 24フレームで出力する

その上で、次の2ケースを試しました。

  1. そのままレンダリング
  2. 各クリップに1つ以上のエフェクトを適用する(ノイズ除去ほか)

つまり、ケース2はよりGPUを使うように加工したと考えてください。

DaVinci Resolve Studioでのレンダリング設定

今回のDaVinci Resolve Studioのレンダリング設定は次の通りです。

ちゃんとエンコーダーにNVIDIAを選択して、フルHD動画として出力できるようにしました。

これ以外はデフォルト状態と思っていただいて構いません。

ちなみに、環境設定でマルチGPUが利用できる状態であることは確認済み。

こうして確実に2つのGPUを使える状態を整えました。

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マルチGPUの実施結果

それでは実際にレンダリングを行った結果をご覧いただきましょう。

検証ケース1の場合

カットして、4K動画をフルHDに変換しただけです。

ご覧の通り、13秒しか差がありません。つまり、5%しか向上しなかったことを意味します。

ちなみに、レンダリング中のハードウェアリソースはこんな感じです。

片方のGPU1つは使い切って、もう片方のGPUとCPUはけっこう遊んでいます。

ちなみに、HDDがフルになっているように見えます。しかし、HDDを空けてから、改めて同じ条件で試してみましたが、ほぼまったく関係なかったことが確認できています。

検証ケース2の場合

よりGPUを使うような処理を施した動画編集のレンダリング結果です。

36秒短縮でき、10%の高速化ができたことが分かります。

このときのハードウェアリソースの使用状況は、ケース1のときと大差ありませんでした。

Davinci Resolveでの編集作業

編集作業時になんらか恩恵があるかな、と思っていろいろやってみました。

1GPUと2GPU時で体感上の差はないように感じました。

4K動画を扱おうとしたらカクカクしたり、メモリ不足のエラーが頻発します。

もちろん、これは個人差や素材の差があるのかもしれません。

また、もしかしたら Fusion やカラーをゴリゴリ使えば、もう少し効果があるのかもしれませんし、あるいはもっと設定を調整することで大きな効果が見込めるのかもしれません。

しかし、今の匠のようなライトな動画編集ユーザーにとっては恩恵が少ないようです。

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結論

DaVinci Resolve Studio 17 では マルチGPUの効果は小さい

今回の結果を見る限り、そう言い切っても良いと思います。

少なくともレンダリングとライトな編集作業においては。

もちろん数時間の長編映画を編集される場合には、10%であっても大きな時間になりますから、利用するのは良いと思います。

ただ、VlogやYouTube動画など10数分の動画くらいであれば、果たして投資対象になるかというと、投資対象としては厳しいのではないでしょうか。

マルチGPUを選択するくらいなら、1つの強いGPUを選択すべきでしょう。

この経験からグラフィックボードをグレードアップさせたのが、こちらの記事です。

もし使い方が間違っている!もっと改善余地がある!など、ご意見があれば是非Twitterこちらまでご指摘いただければ助かります。

今回の検証結果が、皆様の動画編集ライフに少しでもお役に立てれば光栄です。

最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。

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