先日、我が家が「食器洗い乾燥機(食洗機)Panasonic NP-TR9-W」デビューしました。
こちらのエントリでは導入のメリットを中心に書いたわけなんですが、もちろんいくつか苦労や問題点ががあったのは事実です。せっかくなんで、それらについても紹介していきます。
これから検討される方のお役に少しでも経てば幸いです。
設置の苦労
空間の確保
我が家は2DKの安アパートなので、キッチンがあまり広いとは言い難い。そんな部屋において、排水の都合上、食洗機はシンク周りへの設置を求められます。そのため、設置スペースが確保できる家が限定されてしまいます。だから、ビルトインの食洗機って家を建てるときに検討されやすいんですね。
それはさておき、今回購入した食洗機は「パナソニック 食器洗い乾燥機 Panasonic NP-TR9-W」です。

この食洗機の場合、必要なスペースというより、必要な空間は下記の通り。
- 高さ:約65cm
- 横幅:約55cm
- 奥行:約35cm
で、デカい。。。
適当な表現が見当たらないのですが、我が家だと24インチのデスクトップPCと同じくらいの空間がキッチン、それもシンク周りに必要です。キッチにおいて、かなりの存在感を漂わせる姿は想像にかたくありません。
では、我が家はどうしたか。
シンク周りを見てみると、調味料などを入れているワゴンを置いているスペースが使えそうと考えました。以前から洗いカゴを置いていたので、位置的には悪くありません。
本気で考える前はちょっと狭いかなと思っていたのですが、測ってみるとピッタリの寸歩であることがわかりました。意外や意外、これはラッキー!
我が家では、こうして設置すると空間が決まりました。というか、選択肢が他になかったのです。
ちなみに、シンク周りに空間がない場合は、メーカー公式サイトにある寸法や配置方法を参考に、シンクの上に配置したり、窓際に配置したりと大変そうです。しかし、なんらかの方法があるので、寸法をきちんと測ってみるのが重要だと思います。というか、ここが導入の課題になることが多いようで、親切に記載されているのが役に立ちました。
嫁の説得に1時間以上かかりましたが。
設置場所の土台の強度
我が家での設置位置は選択肢がなかったすぐ決まったのですが、ワゴンの上にそのまま設置するのは正直なところ心許ないなと考えました。足が車輪になってますし、メタルラックとはいえ、華奢で心許ない。
ただ、スペースとワゴンの間に少しの隙間があることもわかったので、我が家ではワゴンを覆うような専用ラックを作って、設置することに決めました。こんな感じのラックです。

余談ですが、我が家では個別にパーツを買って作りました。しかし、よく考えてみると、左記のラックを買って中段と下段の棚を外した方が安かったというミスがあるのですが、それは嫁にはまだ言えていません。内緒です。。。
気を取り直して設置すると、こんな感じになりました。
ピッタリはまりました。わずかに隙間がありますが、少々揺れてもコケるようなことはないくらいのハマり方です。作業時間はわずか10分。この辺がメタルラックのラクさですね!
ワゴンもピッタリハマります。ワゴンの足がラックの足に突っかかるかも、と心配でしたが、問題なし。実際の強度としてどうか、という点も気になるところかもしれませんが、それも大丈夫でした。
なぜなら、食洗機は稼働中はそんなに揺れない のです。
つまり、地震対策だけ考えれば良いということです。もっと揺れてうるさいかもと想定していたのですが、これは嬉しい誤算でした。後日、我が家は固定ベルトで縛って地震対策とすることにしています。

下記のような突っ張るタイプの方が安定すると思いますが、天井まで届かないので仕方なく。。。

ちなみに、ベルトでぐるっと巻こうかと考えていたのですが、ちょうど良いものが売られていない、または高かったので断念しました。意外とないものですね。。。
設置後の問題点
次に、設置後にわかった問題点が3つあります。これは事前に分からなかったのが残念ですが、致命的というほどではないのが救いです。
1.食洗機の存在感
まず画像を見てわかる通り、滲み出る存在感そのものが問題です。
横から見ても・・・
正直デカ過ぎ(笑)
しかしながら、時間が経ってみると慣れるもので、3日経過したあたりから気にならなくなりました。妻もブツクサ言ってましたが、今は慣れたもんです。便利さには勝てないようで(笑)
2.食洗機による被害
今回購入した食洗機ですが、「パワフル」モードで高温で洗浄&すすぎができるのが魅力です。これは陶器の食器や油汚れの酷い鍋などが簡単に洗えるのでは?という期待があったからです。ここについて一部は期待通りだったのですが、ひとつ問題発生。
いつも洗うのに苦戦するグリルの網と受け皿を入れて、洗わせてみました。その結果がこちら。
受け皿のテフロン、剥がれまくってる!
テフロンって高温に弱いので空焚きNGだったりするんですが、まさか高温水でも剥がれてしまうなんて。。。
これは完全に誤算。
我が家のキッチンのエース、レミパンなんか入れなくてセーフ!という感じです。もう怖くてテフロン加工やフッ素加工された調理器具は洗えないとまで感じています。
今後、何を「パワフル」に洗うべきかはよく検討しないと宝の持ち腐れですね。。。
3.タッパー&ジップロック問題
とにかく食洗機はプラスチックの食器が苦手なのが大きな課題です。
これは食洗機全般?この機種特有?いずれなのかはわかりません。ただ、苦手です。
何が苦手というかというと、乾かない か 溶ける んです。
これは素材と形状の問題なので仕方ないのですが、普段よく使う家庭としては由々しき問題です。例えば、「低温」モードで洗った後、乾燥させるんんですが、けっこう返しの部分に水が溜まって乾き切れません。
しかも、「通常」モードあるいは「パワフル」モードの温水洗浄にすると溶けるリスクがあるそうです。結局、それらの拭き作業に時間がとられてしまうのでは本末転倒です。いやはや困った。。。
今後、ジップロックあたりを生贄にして、どこまでやったら溶けるか試さないと!と考えている次第です。それはまた試したらご報告したいと思います。いらない?いやそんなこと言わずに。
(追記:2017/03/27 18:30)実際に実験してみましたので、こちらをご覧ください。
まとめ
結論
食洗機の導入を恐れることなかれ!
問題はいくつかありますが、致命的ではありませんでした。
事前にわかりたかったことばかりではありますが、いずれも時間が解決してくれる、または少しの工夫で乗り越えられる程度の課題です。
教訓
- 食洗機の振動は大したことないが、地震対策は考えるべき
- デカさは3日で慣れるべき
- 高温モードでテフロン加工された調理器具を洗うべからず
- タッパーやプラスチックの食器は洗えない or 乾かない前提とすべき
最後になりますが、匠はパナソニックや他メーカーの回し者ではありません(笑)
ただ、今回のように文明の利器で、ひと家族でも育児に割く時間が増やせることを願ってやまないわけです。
なお、今なら最新機種のこちらが良いですね!今から買うならこっちにします、絶対に。

ちなみに、設置や使い方についてもひと悶着ありました。それらの記事は下記のページから閲覧できます。ご覧下さい。