技術者はみんな大好き、IT技術の知見共有サイト「Qiita」。
大好きで毎日いろんな記事を読みつつ、たまに記事を書いたりしています。
そんな Qiita ですが、次のような変更がありましたね。

前提として、Qiitaの「いいね」は他のSNSにある「いいね」とは少し異なる意味を持っています。Qiitaでは、技術発信を行い、それを見て役に立った、面白かったということを「いいね」を介して評価し、その評価が発信をした人のエンジニアとしてのアイデンティティを確立する世界を目指しています。他のSNSではあまりない、コメントや投稿した記事、編集リクエストを送った記事などについた「いいね」の重み付けされた総量が「Contribution」として表現されることからもその意図は伝わるかと思います。
Qiita運営としても、流れてきた記事に「いいね」するのではなく、しっかりその内容を読んで、その内容が少なくとも自分にとって良いものだと思ったときに「LGTM(Looks Good To Me)」と言ってもらった方が良いと考えました。これまでと同じように緑色のボタンを押すというインターフェースは変わっていませんが、反射的に押すのではなく、一度その対象をよく見てから押してもらえるようになると幸いです。
そこまで考えて押してなかったな(汗)と思う一方、世の中なんでも「いいね」至上主義的な感じになるより良いかもなとか感じさせられます。
ただ、ちょっと外国かぶれてる気もしなくもなくて、こういうコメントへの提案の方が直感的だったんじゃ?と思ってはいます。
LGTM→役に立った
ストック→後で読む
そんなわけで、この変更に対する反応についてまとめてみました。ご覧ください。
LGTMに対する否定的な反応
こういう変化に対しては、現状維持バイアスがかかる人が一定数出るのが常です。
そんな人たちの反応を見ていきましょう。
Qiita記事
積極的に現場維持、というか巻き戻そうと努力する人たち。








なんで「いいね」ボタンに、そこまで労力をかけてまで戻したいかは不明です。単純な興味…にしては工数かけ過ぎのような…
あとは、「LGTM」という用語に馴染みが無い人たち。



気持ちはわかりますよ。
また、「改悪」を疑う人。出た出た。

数字を出したら、今度はその真偽を疑い、その後は思想が悪だと言い始めそうです。きっとよくあるパターン。
無料サービスとはいえ、企業が作ったインフラなんだから、そこに対して今回のような施策が打ち込まれることは当然あるわけです。
ただ、そういうのは許せない、俺たちが作ってきた場所だ!なんて一円も払わずに大声で叫びたがる人がいるのも、いつものことです。
Mastodonなんかでもたくさん居ましたね、そういう変な人たち。あなた達が思う権利なんて、インフラから見たら幻想ですよー、と。
あとは否定的な意見表明ポエム。
SNS
異論がない人が、異論がある人達のつぶやきをまとめ。
LGTMに対する肯定的な反応
主には、Qiita運営の主旨を理解して、受け入れられる人たちですね。
Qiita
むしろTwitterも巻き込んでいくスタンス。

主旨に積極的に合わせていくスタンス。

SNS
その他の反応?
検索してみると、たしかに今までに「いいね」と表記された文字が全て「LGTM」に変わっていたようでしたね。

実は特に「いいね」を使い続けたかったんじゃないという言い訳記事。公開しといて、注目されて、たぶん批判されて少し日和ったんじゃないかと。
否定的な意見が出る理由を探っています。位置の問題じゃね?と。たぶん、そんなことは運営は分かってて、でもあえて変えたであろうことは読めてない様子。



サービスプロバイダーにとって、わざわざ呼称を変更するには、それなりのリスクを負うわけです。位置変更の方が、たぶん簡単だったのを、敢えて呼称変更に踏み切った理由がある、と匠は踏んでますけどね。読みすぎかも。
ちなみに、次の記事はボタンを下部におけば、との提案。否定的なニュアンスが若干香りますが。

こちらはなんとなく分かります。
あと、これらは何の意味が?


こちらはポエム集。





そもそもLGTMってなに?
元々の意味はこんな感じらしいです。2017年のQiita記事がさんこうになります。



その意味がどうだからとか、Qiita運営の施策がどうだから、という気はありません。
ただ、こんなことで荒れたりするんだな、とエンジニアがセンシティブな生き物だなと痛感させられた今日この頃です。
今後もQiitaを応援しながら、楽しんでいきたいと思います。