初代 iPad から始まり、iPad3、Air、mini、iPad Pro と、匠もかなりiPad歴がかなり長くなりました。
そんな中、新たに iPad Pro を購入する父に、アイテム関する問題をアドバイスしました。
これから iPad / iPad Pro を購入する人が、すぐにハマらないようにお役に立てれば幸いです。
なお、今回はほとんどがハードウェアに関する問題点となります。
iPad / iPad Pro の問題 その1

もち運びが悩ましい
iPad / iPad Pro を購入して、最初に気づく問題です。
そう、単品で持ち歩くことはまず無いのです。
移動時にブラウジングや書籍を読むならともかく、入力したいとなると下記のようなアイテムが不可欠になります。
- 充電ケーブル
- 充電器(充電コンセント)
- 充電バッテリー
- キーボード
- ペンデバイス
- イヤホン など
そもそもなんですが、スマートフォンではなく、iPad / iPad Pro を利用するのは、広い画面で何かをじっくり集中して読みたい、または しっかりと長文を入力をしたいから、ですよね。
その辺の集中できる大きさや入力の快適さを求めないなら、正直スマホで十分でしょう。
そう考えると、付随するアイテムが必要になるのは、必然と言えます。
傷が気になる
iPad / iPad Pro をカバンの中にいれるとこすりがちです。
カバーを付けたり、フィルムを付けたりするんですが、使い勝手や手触り、ペンの書き心地の問題も相まって、簡単には解決しません。
フィルムを全面に、、、というのが最適解のような気がして、ペンの書き心地が劇的に悪くなるなどの機能性の問題があって断念したりしました。
また、ビジネスバッグの中では散乱しがちです。
バックを誤ってぶつけたり、バックから滑り落ちてぶつけたり、ともう傷だらけでした。
ごめんなさい、匠の iPad Pro 。。。
解決策:インナーバッグ兼ハンドバッグ
そうなってくると、スッキリまとめられるカバンが便利です。
ただ、ピッタリなカバンが意外とないのが実状です。だいたいノートパソコンの兼用モノを買って、スカスカして失敗したりしました。
いろいろ試してきた結果、下記のバックに行き着きました。

インナーバッグとハンドバッグを両用できるため、仕事でもプライベートでも使えて便利です。
実際に iPad Pro 9.7インチを収めるとこんな感じ。Smart Keyboard が後ろに隠れています。

かなり頑丈なのに加えて、付属アイテムがたくさん入ります。

ケーブル類がまとまるバンドが沢山ありつつ、ペンやらUSBメモリに加え、iPadからリモートデスクトップをする際に使用できる専用マウスもバンドで止められました。
ちなみに、匠の充電バッテリーは充電ケーブルが付属するタイプで、左のポケットの下に隠れている超薄型です。
こんな感じで、必要なモノが1つにまとめられます。
近所のカフェで作業をしたいときは、これだけを抱えて行けばOKで便利です。

見た目もモノトーンですが、スタイリッシュで素敵です。
軽量のケースと比較すると、当然少し重く感じますが、メタルケースに比べるとかなり軽いです。
その分、軽量の布ケースよりはかなりしっかりした印象で、衝撃にも強く、安心感があります。
欲をいうなら、もう少しだけ薄くても良いかもしれません。ちょっと厚さが気になるときはあります。
なお、類似するケースとして下記があります。

こちらは軽さと安さ重視という感じです。
収められる容量とタフさはないので、そこは好き好きあると思います。

こちらは革製で頑丈でしょうし、スタイリッシュです。
ただし、収められるものが限られるのと、かなり高いのが悩みどころですね。
iPad / iPad Pro の問題 その2
iPad / iPad Pro の入力は、思いのほか不自由さを感じます。

ソフトウェアキーボードは、短時間の入力にしか向かないのが実状です。
なぜなら、どうしてもタッチタイピングを続けるのが難しいから。
ホームポジションを触って合わせるのが無理な仕様上、どうしても避けられません。
そのため、ブログ記事や文書作成はけっこう難しいです。
また、ドラッグアンドドロップが必要な画面のWEBサービスだと、マウスがないために使いにくく感じます。
もう一つ加えると、ファンクションキーやCtrlキーの位置などの配列問題が付いて回ります。
解決策1. ペンデバイス
Apple Pencil をよく活用しています。今のところ、まだ第一世代を愛用しています。

こちらを使えば、長文入力も可能です。というのも、ホントの手書きと違って予測入力が使えるから負担も少ないのです。こちらと併せて、愛用しています。
ただ、文字を正確に認識されるように慣れるまでは少しコツが必要なのが難点です。
副時期的な効果として、絵や図を描くのにも使えて活用の幅が広いのが良いですね。
解決策2. Smart Keyboard
Apple純正の iPad Pro 向けキーボードです。
Apple Pencil と併せて、こんな感じ。

こちらはペンデバイスに加えて、更に入力しやすくなります。そのため、長時間の入力が苦ではなくなるのが利点です。
ただ一方で、下記のような欠点もあります。
- iPad Pro にしかつかえないこと
- キーボード自体が脆く、耐用年数が短いこと(匠は1.5年で接続不良に)
- 打鍵感があまり良くはない
- ファンクションキーやESCキーがない
好みの問題も有りますが、やはり長期間の利用だとストレスを感じることもありますね。
解決策3. Bluetoothキーボード

いわゆる代替キーボードという方向です。

上記はLogicoolですが、選択肢を考えるにあたって、配列やキーピッチが合うかといった自分に合ったキーボードを探せて、使えるのが良いところ。
Windows パソコンへリモートデスクトップする場合にも利用でき、重宝します。
しかしながら、毎回Bluetoothに接続する煩わしさに加え、持ち歩きでバラバラするものが出てしまいます。古い型のキーボードを選択すると失敗します。立てにくかったり、配列が微妙だったり。。。(経験済)
解決策4. Magic Keyboard + Bluetoothマウス

実は、これが iPad / iPad Pro の操作環境としては最強だと感じています。

とにかく高い!のと、持ち歩きは不便です。これはホント仕方ない。
しかし、下記のような利点があります。
- iPad でも使える
- 打鍵感が非常に良い
- キーボード自体が頑丈で電池持ちが良く、ファンクションキーやESCキーがある
- Macと同じ配列で、Ctrlキーの位置が嬉しい
- リモートデスクトップやVDIアプリケーションを使えば、Windows 端末として使える

「欠点を割り切る」あるいは「自宅だけ」と割り切れば、かなり使い勝手がいい使用法になります。
解決策4. USB3で有線キーボード&マウス
iPad Pro 2018年版のみで実用化されたと言われている使い方です。いつも匠が読んでいるブログには、こんな記事が掲載されていました。
匠は試せていないのが残念ですが、同僚の中では下記で接続しているそうです。

そして、皆大好き HHKB と Logicool高感度マウスを接続してビシバシ使っているようです。HHKB と Logicoolマウスはちょっとお高めですが、手持ちの機材で使い回せて安価に済む可能性があります。ただし、使えるキーボードやマウスが不明な上に、最新 iPad Pro 以外は使えないのが残念です。
ただし、iPadのOS自体が標準対応するニュースもありますので期待しましょう。
iPad / iPad Pro の問題 その3
iPad / iPad Pro のモバイル充電はとにかく大変です。

必要な電力が大きい
スマートフォンとは、必要な電力量が異なります。
電源とバッテリー
- 32.4Whリチャージャブルリチウムポリマーバッテリー内蔵
- Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生、オーディオ再生:最大10時間
- 電源アダプタ、またはUSB経由でコンピュータを使って充電
引用元: 9.7インチiPad - 仕様 - Apple(日本)
こちらが何を指しているか、すぐに分かる方はいいのですが、最初は分からないと思います。そこで、こちらの説明を見てみましょう。
「5W USB電源アダプタ」つまり、小さい電源アダプタではダメだということです。
12Wなど大容量の電源アダプタが必要になります。つまり、持ち運ぶ充電器が複数になったり、バッテリーが必ず重いものになるということです。以前まで匠が持ち歩いていたバッテリーはこちら。

このバッテリーはすごく重いのが難点ですが、まだマシでした。
さらにそれ以前は、スマートフォン用と兼用できなかったりしました。そのため、それぞれのバッテリーやケーブルを持つことになり、ストレスだったりしました。
解決策:軽くて大容量のバッテリー+複数口の充電器
最近は、バッテリーが軽くて大容量のものが出ていますので、ぜひ活用しましょう。
匠が利用しているのはこちらです。ケーブルとセットになっていて重宝しています。

また、こちらはiPadとスマホと同時充電ができて、コンパクトなのが嬉しいですよね。

iPad / iPad Pro を購入して困らないために
今回は、主に使い勝手や周辺機器という観点でご紹介しました。
いずれも事前に使う場面と持ち運び方を考えておくことが必要と言えます。

また、解決策として、専用の高級アイテムか、汎用的な廉価アイテムかという選択が必ず浮上します。
汎用的な廉価アイテムを選びがちなんですが、結局は「安物買いの銭失い」になる率が高いですね。Apple製品の場合は。
色んな失敗を重ねた結果、匠は専用アイテムを選択すべきと考えるようになりました。
なぜなら、せっかく快適さを求めて iPad / iPad Pro を利用しているのに、余計なストレスを感じるのは本末転倒だなと考えるわけです。

いろいろ我慢して快適さを求めないなら、極論すると Kindle Fire のような安いタブレットを買った方が良いのではないかと考えてしまうわけです。それで事足りるのでは?と。
このように、途中で本末転倒にならないことこそ注意すべきと考えます。
皆様が快適な iPad / iPad Pro ライフをお送られることを願っております。