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iPad Proでマウスはどこまで使える? iPadOSで5種類のデバイスを試してみた

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この記事は最終更新日から3年以上が経過しています。

iPadOSには便利機能が多数あります。その中でもポインティングデバイス/マウス対応が、個人的には大きい機能です。今回どこまで実用的に使えるようになったのか調査しましたので、紹介します。

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iPadOS でマウスを使うには

iPadとデバイス / ハードウェア

iPadOSが使えるハードウェアはこちら

  • iPad Pro : 9.7インチ / 10.5インチ / 11インチ / 12.9インチ
  • iPad: 第5~7世代
  • iPad mini 4 / 第5世代
  • iPad Air 2 / 第3世代

その中でも、今回は手持ちのこちらを活用しました。

こちらの iPad Pro 単体でも、Bluetooth もしくは USB Type-C のデバイスは単体利用可です。

ただ、手持ちはUSB Type-A のデバイスもあるため、こちらのUSBハブを使用しています。

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安定度が高いと評判だったので利用しています。このようにUSBハブがないと既存の USB Type-A デバイスは利用できないので注意が必要です。

マウスを利用するための設定

マウス/ポインティングデバイスは、iPadOSの初期状態では利用できません

下記の順に辿って有効にしましょう。

設定アプリ > アクセシビリティ > タッチ > AssistiveTouch オン

マウス/ポインティングデバイスを利用する度に、この操作をするのはメンドクサイです。

オンにしたら表示されるAssistiveTouchに早く慣れてしましょう。

マウスの独自キー対応について

iPadOSは、マウスの独自キーにも一部対応しています。

下記の順に辿ってメニューを開きましょう

設定アプリ > アクセシビリティ > タッチ > AssistiveTouch > デバイス

接続したデバイスが表示されているはずですので、そちらを選びます。

次のように、それぞれお「追加のボタンをカスタマイズ」ということで設定できます。

タップすると次のようなダイアログが表示されます。

このダイアログが出ている間に押したボタンが設定の対象となります。

押したボタンについて、様々なアクションを設定します。標準的な機能に加え、SIRIショートカットが設定できます。

設定すると、このようにボタンに機能が割り当てることができました。

iPadOSで、これら独自キーに割り当てる機能がどれだけ便利かは未知数です。しかし、SIRIショートカットも設定できることで、使い道が広がることを期待できそうです。

有線マウスの対応について

この記事では、有線マウスは省略します。

本来ならUSB有線マウスから試すべきですが、最近は一切使ってないんですよね。。。

個人的な事情はさておき、有線マウスなんて動いて当然でしょうから今回は外します。

ゲーミングマウスのような特殊マウスについて知りたい方は、すみませんが紹介する予定は今後もありません。


ここからは実際に iPad Pro / iPadOS で試した5つのマウス/ポインティングデバイスについて、紹介します。

USB無線マウスの場合

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こちらはかなりイメージ通りに動作することが分かりました。

※↑の動画は、 途中の 「USB無線マウスの場合」から再生されます。

カーソル移動/フリック 指と同じように動作できます
ホイール(縦スクロール)パソコンで操作する場合とは逆方向にスクロールする
チルトホイール(横スクロール)×反応無し
左右クリック右クリックはAssitiveTouchメニューが開きます
中央クリック×反応無し
独自ボタンのクリック一部設定可

マウス独自の特殊な機能部分以外は、十分に使えると言っていいという感じでした。

独自のボタンについては、側面の大きい2つのボタンだけは設定できるようでした。

ブラウジング以外は、ほとんど指での操作の代替えとして動かせるイメージでした。

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ThinkPad USBトラックポイントキーボード

愛用しているトラックポイント・キーボードに対応しているかは、大きな関心事です。

実際の所、こちらもかなりイメージ通りに動作することが分かりました。

※↑の動画は、 途中の 「ThinkPad USBトラックポイントキーボードの場合」から再生されます。

カーソル移動/フリック 指と同じように動作できます
トラックポイント+センターボタン
(スクロール)
×反応無し
左右クリック右クリックはAssitiveTouchメニューが開きます
センターボタン機能割り当て可(ホームに戻る)

マウスと同様に、特殊な機能部分以外は、十分に使えると言っていいという感じでした。

ただ、センターボタンでのスクロールに対応していないのは残念としか言えません。 トラックポイントの価値を占める割合が大きい機能ですから。

それでもホームポジションを外さずにポインティングできるというメリットが消えたワケではありませんが。

ちなみに、キーボードの特殊キーについては、スピーカーの上げ下げ、消音は可能ですし、PgUp/PgDn も機能します。それ以外の特殊キーは軒並み機能しないという有様です。

これを良いとするか悪いとするか、好みが分かれると感じました。

ThinkPad Bluetooth ワイヤレス・トラックポイント・キーボード

実際の所、こちらもかなりイメージ通りに動作することが分かりました。

※↑の動画は 途中の 「ワイヤレス・トラックポイント・キーボードの場合」から再生されます。

カーソル移動/フリック 指と同じように動作できます
トラックポイント+センターボタン
(スクロール)
×反応無し
左右クリック右クリックはAssitiveTouchメニューが開きます
センターボタン機能割り当て可(ホームに戻る)

有線キーボードとほぼ同じです。

やはり、センターボタンでのスクロールに対応していないのは残念。

それでもホームポジションを外さずにポインティングできるというメリットが消えたワケではありませんが。

ついでに、こちらもキーボードの特殊キーについては、スピーカーの上げ下げ、消音は可能です。PgUp/PgDn も機能しますし、 画面の明暗、検索ボタンも機能することが分かりました。

それ以外の特殊キーは軒並み機能しません。

トラックポイント・キーボードは、いずれもセンターボタンでのスクロールが機能しないことが、大きなネックになりそうです。

ただ、このキーボードはiPad本体と直接Bluetooth接続可能な点は魅力的かもしれません。

Logicool ワイヤレス タッチキーボード K400pBK

少し特殊かもしれませんが、こういうキーボードもたまに使います。

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こちらも予想から大きく外れる動きはしません。

※↑の動画は途中の「タッチパッド・キーボードの場合」から再生されます。

カーソル移動/フリック タッチパネルで指と同じように動作できます
縦スクロールキーボードの機能に依存しますが、
タッチパネルでスクロール動作ができます。
センターボタン×反応無し
左右クリック右クリックはAssitiveTouchメニューが開きます
中央クリックホーム
独自ボタンのクリック 機能割り当て可

遜色なくタッチパネルは動作してくれます。

ブラウジング以外は、ほとんど指での操作の代替えとして動かせるイメージでした。

独自の特殊な機能部分以外は、十分に使えると言っていい感じです。

ついでに、こちらもキーボードの特殊キーについては、スピーカーの上げ下げ、消音は可能です。PgUp/PgDn も機能しますし、 画面の明暗、検索ボタンも機能することが分かりました。

それ以外の特殊キーは軒並み機能しません。

概ねキチンと動くわけですが、そもそもタッチパネルで指で動作させるくらいなら、画面を直接触った方が楽なんじゃ・・・と思ってしまいますね。

つまり、iPadOS / iPad でタッチパネルを使う理由は見当たらないと感じました。

Swiftpoint GTB07T9KQMTY

今回の対応があるまでは、iPad Pro では、こちらのポインティングデバイスしか使えませんでした。

使える範囲が広がったというか、正直このマウスを選ぶ理由がないんじゃないかと感じてました。しかし・・・

※↑の動画は「ジェスチャー機能付きモバイルマウスの場合」から再生されます。

今は1つ新しい機種のこちらが提供されていますね。

カーソル移動/フリック 指と同じように動作できます
ホイール(縦スクロール)パソコンで操作する場合とは逆方向にスクロールする
スタイラス
(マウスを傾けて
 スクロールさせる動作)
では、縦スクロールのみ動作が欠くにできました。
左右クリック右クリックはAssitiveTouchメニューが開きます
中央クリック動作×反応無し

こちらもマウス独自の特殊な機能部分以外は、十分に使えると言っていいという感じでした。

特殊動作としては、 スタイラス(マウスを傾けてスクロールさせる動作)なんですが、こちらは縦スクロールのみなのが残念なくらいで、さほど困るとまでは感じません。

むしろ小型で反応も良いので、出先で操作する相性はかなり良いのではないかと感じました。

これまで通り、USBアダプタ無しで動作します。つまり、直接Bluetooth接続可能です。

なお、このマウスが Remote Desktop 互換アプリ や VMware Horizon では唯一の選択肢です。

というのも、接続先を直接操作できるのはこのマウスだけだからです。

通常のポインティングデバイスの場合、外部ディスプレイにつなぐと上手く操作できない(かなり操作しにくい)などの支障を生じます。

ビジネスユースでの使い道としては 、まだまだこのマウスはアリですね。


以上の試行から、下記のような結論が得られました。

iPadOSではどのマウス/ポインティングデバイスを使うべきか?

シンプルな無線マウス

単純ですが、結論としてはこうなってしまいます。

なぜなら、現時点では各デバイスの便利な特殊機能に対応できていないことが明白だからです。

すべてのポインティングデバイスタッチ動作+ホイールはOK
トラックポイントスクロールに使えない
各デバイスの独自ボタン概ね機能割り当て可

そのため、デバイス間で差が出にくいのであれば、iPadOSだけで使うなら下記のようなシンプルで安価なマウスで良いのかもしれません。

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ただし、トラックポイントキーボードやタッチパッドキーボードのように、キーボードから手を離さずにポインティングしたいかというのは検討の余地があるでしょう。

あと、現時点では 有線/無線の違いは無く、USBアダプタの要否の方がむしろ差別化ポイントではないかと感じました。

もしiPad本体と直接Bluetooth接続できるなら、不要ならUSB Type-Cハブも不要になるので、よりモバイルに向くと考えらえれるためです。

今後、アップル社にはサードパーティに対して、独自ボタンやキーボードの特殊キーに対応するためのAPIなんかを充実させて欲しいものです。

皆様の iPad / iPad Pro ライフが、より便利になるよう願っております。

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