「おじさんウケするサービスは流行らない」と言われて憤ったおじさんたち(自分含む)、ぜひ読んで欲しいエントリです。
唐突ですが、マストドン(Mastodon)らしい使い方、コミュニケーションの取り方って、きっとあるはずだと思いませんか?それがマストドンをより普及させる要因になるはずだと匠は確信しています。
そう勝手に思ってる中ですが、今話題になっているのはインスタンスやプロトコルなど開発者やインフラ技術者向けのテクニックばかりで、利用者向けのコミュニケーションのためのテクニックの情報、あんまり見かけませんよね?なんででしょう?
匠は思いました。
Twitterから進化したマストドンで、Twitterと変わらない使い方をしているんじゃないでしょうか?
つまり、マストドンを使っても、使い方は進化していない!?
コミュニケーションは進化していない?
Twitterと変わらないコミュニケーションが続くなら、将来マストドンが一般に普及することなく、Twitterの亜種で終わる結末が見えてきます。だって、それなら Twitter で十分ですから。少なくとも一般ユーザーには必要性がありません。
過去を振り返ってみると、SMSなら絵文字、LINEならスタンプ、インスタグラムなら正方形画像といったように、表現の手段を増やしたことがコミュニケーションを増やし、発展を手助けしました。特に若者を中心だったりしますが。
そこで、よりマストドンらしいコミュニケーションに進化していけるように、どんどん新たな文化やコミュニケーションを編み出していくことが不可欠です。このブログではそういった「マストドン利用者のためのテクニック」を研究、紹介していきたいと思います。
なんか大袈裟なことを語ってしまいましたが、そうは言ってもコミュニケーションの取り方です。今さら絵文字なんてダサい?古い?恥ずかしい?
まあまあ。ちゃんと意味がありますから是非読んで下さい。
絵文字の効果は?
実は、匠はマストドンにおいて絵文字の効果はデカいと感じています。
なぜか?
単純に背景が暗いからです。
そのため、発色が良い絵文字ってめちゃくちゃ目立つんですよね!つまり、大量に流れるタイムラインの中で、読んで貰えるんです。目立つんです!ウザくても目立つんです!
これは大量の情報が氾濫するトゥートの海の中で、内容だけで目立つトゥートなんて、どれだけ難易度高いと思いますか?一日に何回そんなトゥート見かけます?
ちなみに、匠のタイムラインを何度も見て、ウザいと思った方がいるかもしれません。というか、いるはずです。こんなやつ。
すいません。あれ、わざとです!
むしろウザいと感じるほど印象に残るトゥートって意外と難しいですよ?目に飛び込んで自己主張するトゥートやれてますか?
もちろん、これはあくまでトゥートを見せたい人の話ではあるんですが、トゥートを見せたくないなら公開範囲絞るか、そもそもトゥートしないでしょー?と思うわけです。
つまり、目立つトゥートに絵文字は不可欠だと匠は考えます。
そして、その絵文字を幾つも使って描く飾り線は実用的ながら目立ちます!
だから、ぜひ使ってみて欲しいので、そのテクニックを紹介します。
マストドンで使える飾り線の引き方は?
横型の飾り線
一般的にいう「横罫線」のイメージです。HTMLならこんな感じ。
この単なる横線をどう飾るかという話なんですが、マストドンでは利用するクライアントによって表示が異なる点に注意が必要です。
例えば、Amaroq for iPhone なら1行に全角13文字表記できます。Mastodon-iOSなら1行全角14文字です。PCやiPadで見るWeb版なんてマチマチです。
下手に多すぎると多すぎて折り返されてしまって格好悪くなってしまいます。こんな感じに。
そこで、匠がオススメする飾り線の長さは1行10文字です。こんな感じ
これくらいの長さだと十分に区切り線の役割を果たしつつ、どのクライアントでも折り返されにくいようです。ただ、文字サイズが極端に大きい場合はどうしようもないのですが。。。
縦型の飾り線
これは縦罫線のイメージです。
ただし、あくまでテキストの世界なので、文章の途中で引こうとすると、フォントの種類によってはズレまくります。
そこで匠のおすすめは、行頭にだけ縦型の飾り線を使うことです。
当然ですが、確実にズレません。そして、キチンと目立ちます。
ただ、区切り線としての役目をあんまり果たしているように見えないのが難点です。
そのため、横型の飾り線と組み合わせて「逆向きの『コ』の字」のように使うのが見やすかったりします。
下のような表題的な使い方なんか良いですね!
ちなみに、「『ロ』の字」のように使うのは難しいです。こんな風に失敗します。
絵文字やフォントによって幅が揃わないので、どうしても右側の線が揃わないのです。見るクライアントもよって異なるので、避けるのが無難です。
使いやすい絵文字は?
マストドンは公式に絵文字をサポートしているわけですが、その実態は「:」(コロン)で挟んだ言葉を置き換えることで表現しています。そして、クライアントによって表示が異なる点も注意が必要だったりします。そういう意味で、選ぶのにも色々とコツがあります。
明るい色
赤系、黄色、緑系などの明るい色の絵文字がオススメです。暗い背景と対比することを想定します。特に、赤色だと背景が白であっても映えるので良いかもしれません。
良い例> :red_circle: →
悪い例> :black_circle: →
色の面積が多い
何かの絵を表すアイコンよりも、四角、丸のような単純な図形の方がより目立ちます。これは単純に面積の問題で、色が多い方が目立つからです。
良い例> :A: →
悪い例> :thermometer: →
内容に合っている
トゥートする内容に合った絵文字を選ぶのも直感的で良いですね!
例えば、本に関する内容であれば(:books:)、嬉しい内容であれば
(:smile:)を並べるのは直感的にトゥートが分かり易いです。
ただし、暗い色や面積の少ない絵文字は分かりづらいかもしれないので注意です。
文字数が少ない
意外と重要なんですが、表現するのに文字数の多い絵文字は使いづらいです。なぜなら文字数制限に引っかかりやすくなってしまうからです。
例えば、文字数の少ない絵文字はこちら
:o: →
:joy: →
:1234: →
逆に使いにくいのはこちら。
:white_check_mark: →
:ballot_box_with_check: →
:small_red_triangle_down: →
特になんて1つ25文字ですから、10個も並べたら250文字もトゥートを占めてしまいますので、多用はできません。
おすすめ区切り線
先程の条件を満たす、匠のオススメ飾り線は次の3つです。
おすすめ1










:red_circle: を10個並べて120文字です。定番ですが、目立ちますし、使い易くて、辞書登録してます。
おすすめ2










:o2: を10個並べて40文字で、スゴく文字数が多いトゥートの中で使うと、邪魔にならなくて効果的です。
おすすめ3










:arrow_down: を10個並べて120文字です。下に注目して欲しい内容なんか書いておくと効果的です。
また、文字数が長くて気になるけど、どうしても使いたい絵文字がある場合は「Unicode絵文字」を使う手もあるようです。
毎回コピー&ペーストする手間はかかりますが、文字数の節約が可能なので、より多彩な記載ができますね
おわりに
いかがでしたでしょうか。
使い古されているようで、意外とマストドンの試みは新しいのです。なんせクライアントに依存が少なく、実はこれまでにネイティブに絵文字がサポートされているSNSは無いですから。これをキチンと使わない手はありませんよね。
そういはいっても、たかが絵文字って思いますよね?でも、こんな感じで色々テクニックがあるんです。
騙されたと思って少し使ってみて下さいよ。硬派で怖かった印象が、途端に表現豊かで、もっともっと適切に伝わるトゥートになる可能性があるんですから。
それが「マストドン・コミュニケーション」の可能性の一つだと信じています。
絵文字による表現については、こちらのエントリも参考になればと思います。