コロナ禍で自宅で過ごすことが一日の大半を占め、気になるのが部屋の空調です。
賃貸なのでエアコンの変更は難しいとして、それ以外に加湿空気清浄機に目が行きました。
「空気のウイルス除菌」なんて謳い文句はうさんくさいし、コロナウイルスには効果が無いと言われています。一方で、消臭や加湿のパワー、メンテナンスについては改善したいなと思っていました。
この記事では「部屋の加湿/空気清浄をもっと改善したい」と思う方のために、買って良かった「シャープ KI-LX75」をご紹介します。
加湿空気清浄機「シャープ KI-LX75」とは
今回、匠が購入したのはこちらです。

家電は毎年モデルが変わるのでいつ無くなるか分かりませんが、シャープ公式のホームページはこちら。
うちのリビング+ダイニングで16畳なんで、サイズ的には微妙に大きすぎる感はありますね。
ただ、どうしても使いたい機能があったので KI-LX75 にしました。
ちなみに、Amazonで見るとこうなってます。

見事にベストセラー1位(2021年初頭)。
みんな、よく分かってるな…という感じですね。
加湿空気清浄機「シャープ KI-LX75」を使ってみた
この記事の執筆時点で、匠は半年は使用してみました。その感想を率直にお伝えします。
加湿空気清浄機「シャープ KI-LX75」の良いところ
パワフルな加湿&消臭
我が家には小さい子供たちが居ますから、風邪対策の加湿は重要です。
また、子供のう○ちなど臭いが出ることがたくさんありますから、妻が臭いに敏感です。
もちろん、子供が暴れてホコリが舞うことも多いですから、頻繁に空気清浄できないといけません。
これに効くのがスピード循環気流だそうです。
詳しい凄さはこちらを見ると良いです。
以下は抜粋。
清浄時間* | 8畳 / 9分 |
---|---|
空気清浄適用床面積(目安)* | ~34畳(56m²) |
モード | 強 | 中 | 静音 |
---|---|---|---|
風 量(m³/分) | 7.5 | 4.3 | 1.5 |
消費電力(W)(50/60Hz)※1 | 83 | 29 | 5.7(5.3) |
1時間当たりの電気代(円)※2 | 約2.2 | 約0.78 | 約0.15(約0.14) |
運転音(dB) | 53 | 44 | 19 |
上記を見ても分かるようで分かりません。匠は詳しいことはぜんぜん分かりません。
しかし、実際に「パワフル」な運転なんかすると、明らかにパワーがありそうな気流の音がするぐらいスゴい勢いで動作します。常時スゴい音がするわけじゃないですが。
そのお陰か、購入以来「埃っぽいな」「ゴミが舞ってるな」なんて感じたことは一切ありません。
また、空気が乾いてるな なんて感じることも全然ありません。
これが家族の健康のために、空気清浄機として一番欲しい効果だなと改めて感じました。
温度&湿度センサーとスマホアプリ
機体前面で湿度&温度を表示してくれるのは、単純に便利です。
液晶ディスプレイじゃないけど、必要最低限の情報量があって嬉しいです。
いや、温度湿度計あれば良いじゃんって思うじゃないですか。
しかし、温度が低すぎる、湿度が低すぎる 等などとスマホアプリが通知してくれます。
このスマホアプリ連携が、とてもとても便利です。


地味なんですが、タンクの水が空になった通知をしてくれるのも嬉しいところです。
スマホに通知してくれるということは、Apple Watchにも通知が届きます。便利~!
匠宅はエアコンもシャープなので、1つのアプリで電化製品を総合管理できるのもうれしいところ。
さらに Amazon Alexa もできるので、Amazon Echo を通して操作したりしています。
自動でお掃除してホコリを集めてくれる
実は、このお掃除機能が最も期待した機能と言っても過言ではありません。
というのは、空気清浄機ってメンテナンスが地味に面倒くさいじゃないですか。
はっと空気清浄機の背面を見るとホコリが付いているのに気がついて、うわーっと嫌な気持ちで中を開けて、仕方なくメンテナンスを始める…なんてこともしばしば。
その時の気分がホント嫌なんですよね。頻度は数ヶ月に1回くらいなんですが。
しかし、そのメンテナンス作業のうち、掃除は自動でやってくれるんです。

これ、実際にやってみたところ、確かにホコリをたくさんダストボックスに溜める仕組みです。

これでわざわざ手でフィルタを掃除する手間が減るんです、実際。
ダストボックスをゴミ箱の上でひっくり返して、サクッとホコリを捨てられる気持ちよさは素晴らしいですよ。
エアコンにはよく実装されてる機能なので、低価格帯の加湿空気清浄機にもっと普及して欲しいなと思います。
移動しやすい
これも地味な利点なんですが、ストッパー付きキャスターで移動できるのは良い点です。
空気清浄機って空気を吸わせなきゃイケないから壁にピタッと貼り付けられませんし、メンテナンス時には場所を動かしたりもします。
でも、子供というか、赤ちゃんが押して動かしたりするのは嫌なんですよね。
ちょっと身体が当たって動くのもメンドクサイ。
こういう無駄な動きをストッパーで止めて、必要なときだけ簡単に動かせるキャスター方式は便利だなと感じます。
この恩恵は、特に子供が居る家庭では強く感じるところだと思います。
加湿空気清浄機「シャープ KI-LX75」のイマイチなところ
ただ、この空気清浄機は高価なせいか、色々不満を感じてしまいます。
サイズが大きい
とにかくサイズが大きいです。四角い。
いや、業務用と比べると大したことはないんですが、それでも 400mm × 359mm の四角柱(丸みがありますけど)という形はもう少しどうにかならなかったのかな、と思わなくはありません。
日本の家庭では壁の近くに設置したがる傾向から、薄型横長という形状の方が合ってると思います。
といいつつ、我が家はピッタリな位置が見いだせたんで致命的な問題にはなっていませんけどね。
メンテナンスが無くならない
この加湿空気清浄機は、自動メンテナンス機能を目当てに買ったと言っても過言ではありません。
先に紹介した通り、「自動掃除パワーユニット」は便利です。
しかし、背面の吸じん口の掃除は定期的に行う必要があるわけです。

また、頻度は高くありませんが、加湿パーツも定期的な掃除が必要です。
頻度は高くないにせよ、少なくとも四半期に1回メンテナンスが必要なのは盲点でした。
いや、それくらいはやれよって話なんですがね。
メンテナンスフリーではないという点では勘違いしていたので、ちょっと期待しすぎていました。
誤解なく言いますが、メーカーはメンテナンスフリーとは言っていませんので、匠の期待しすぎだったというわけです。
タイマー機能がない
この製品、たぶん24時間動かす前提で作られているのかも知れません。
そのため、タイマーでの起動/停止できないんです。
朝起きる前にエアコンと一緒に起動して、寝る時に停止したい、なんて定番の自動操作が無理。
えーって感じですが、そういう仕様だから仕方ない。
これ、スマホアプリから電源が入れられるのだから、なんとかなるはずです。
ぜひタイマー機能をアップデートに盛り込んで欲しいところ。
音声機能がいらない
この空気清浄機、音声で言葉を発してくれます。
しかし、「頑張ります!」とか大きな声で言うわけです。
いや、可愛いけど意味ない!(笑)
あと夜と早朝はやめて!(笑)
そんなわけで今のところ我が家では音声機能は不評です。すぐに妻にOFFにされます…
ちなみに、動画を見て貰えればわかりますが、パワフルな動作時にはそれなりに音が大きいので煩く感じることもありますね。残念ながら。
加湿空気清浄機「シャープ KI-LX75」は誰向けなのか?
ここまで善し悪しを書いてきました加湿空気清浄機「シャープ KI-LX75」。

良い点も悪い点も、いずれも若干パンチが足りない感はあります。
つまり、この加湿空気清浄機で無ければいけない!あるいはこれじゃダメ!と思うような点がありません。少なくともは匠はそこまで感じられませんでした。
匠の経験を踏まえて、この加湿空気清浄機を購入すべき人は下記です。
- 15~21畳の広い部屋に配置したい
- 元気の良い子供やペットがいる
- 少しでもメンテナンスの手間を減らしたい
匠はいずれも該当してしまったので、仕方なくこのまま使い続けます(笑)
逆に上記に該当しない人には、残念ながらオーバースペックと言わざるを得ません。
大人しく下記の機種を購入した方が良いと思います。ぜんぜん困らない…かもしれない。

最後まで読んでいただいて、誠にありがとうございました。