この記事を見て、正直ムカつきました。
何がムカついたのか?
こいつ、勉強してないな?ってところです。
断言しましょう。
この程度で頭に入るわけない!
経験上、言わせてもらいます。
勉強ナメんなよ!
そんなわけです。
先の記事のやり方で資格の一つもとれた方、ぜひ教えていただきたいですよ。
アフィリエイトねらいのしょっぱい記事にひっかかってはいけません。
そんなワケで、本記事執筆した前年にはTOEIC 100点アップ、情セキ合格、VCP6-DCV取得、社内試験2個ほど通過した匠です。
その程度ですが、先の記事よりは遥かに使い込みました。
その使い込んだ中で、実際に役に立ったiPadでの勉強方法をご紹介したいと思います。
こんな勉強法はウソだ
まずは先の記事のウソを暴きたい。
いや、ウソではないのかもしれないけど、少なくとも記事の内容だけでは不十分すぎる点を挙げておきます。
「関係のないストックが勉強のモチベーション」にはならない
Evernoteに、有料アプリ経由で、クリッピングした画像や文字を放り込む様を可視化するだけで勉強になるのか。
ならない
なるわけがない!
Split View でクリッピングで並べて楽しいのは最初だけ
クリッピングできていることを確認するのには確かに良いでしょう。
しかし、ずーっと並べるのか?
・・・
しない!
・・・
コレクターか、と。
コレクターが勉強メチャクチャできるのか、と。
・・・いや、できる人もいるけど、それはコレクターだからじゃない。
クリッピングできることが確認できたら、ひたすらしまくるだけです。画面は広い方が良い。
それをダラダラ読むなんて、もっとしない。放り込んで終わるのが関の山。
そう、放り込んで満足して終わるんです。
それは勉強にならないのです!
「スリープ画面からメモ」が勉強や授業に役立つ
役に立たない(断言)
あくまでササッと取るメモには便利です。
しかし、ホントに勉強や仕事をするときに起動の速さがそこまで役に立つかというと微妙。
実際に、匠は仕事中(主に商談中)のメモ用途で使っていますが、メモの起動の速さなんか気にしたことないです。
その時間が指紋認証ログイン→アプリ起動と大差ないから。顔認証だって同じ。
それよりも、書いたモノをOCRしてくれたり、クラウド共有できたりする、機能性の高いメモアプリを起動する方が全然良いです。
まして、書いて勉強する時なんて腰を据えてやることがほとんどでしょうから、起動時間が足を引っ張ることはほぼ無い。
それとも先の記事の人は、立って電車でサッと短時間に書いて覚える苦行に勤しんでいるのでしょうか。
そんな文章にはさっぱり見えませんけど。。。
そんなわけで、毎日肌身離さず持って使っていますが、利用機会ほとんどないです。
本当の「iPadで捗る勉強法」
様々な資格の勉強や仕事に利用している身として、キチンとした方法を教えます。
これは想像じゃなく、実績!
「iPadで捗る勉強法」の誤解
まず先にお伝えしたいことがあります。
iPadを使おうが、勉強アプリを使おうが、
物事の記憶にかかる時間は変わらない
人間は何度も繰り返さないと覚えられない
という本質的な点です。
あくまで余計な手間やストレスを減らす効率化のツールであって、勉強を代わりにやってくれるものでもなければ、魔術のようにパッとできるワケではありません。
勉強は時間をかけなければならない
繰り返さないと覚えられない
これらの本質的なことを誤解無く、理解すべきだと考えます。
それを踏まえた上で勉強すると、これからご紹介するテクニックは非常に有効になります。
とにかく書いて覚える
繰り返し書いて覚えるのに向いてます。
なんせ書くノートの広さが無限!
これが書いて覚える派にとってはポイントが高いところです。
メモ帳や裏紙を使うよりリーズナブルで、ペーパーレスな我が家にもピッタリ!
加えて、間違えても、消すのもとにかく早く消せます。
消しゴムゴシゴシなんて関係ない作業で思考を邪魔したりせず、ひたすら書くのに集中できます。
こちらの動画をご覧下さい。
このように書きまくりつつ、アプリの機能によって「ぐちゃぐちゃ消し」できるので、非常に良いです。※iOS標準のメモ帳ではできませんので、別のアプリを選びましょう。
ただ、紙を捨てることで達成感を得たい人には向かないでしょうから、残念ながらそういう人には合わないと思います。
クリッピング/PDFに書き込む
そもそもクリッピングしたものを眺められるだけで覚えて勉強できるなら、ぜんぜん苦労はありません。
クリッピングしたものに自分なりのメモを書きまくって、何度も見返すことでこそ、勉強できます。
暗記は繰り返しです
しかも、Webからクリッピングするよりも、電子書籍やPDFをスクリーンショットでコピーして書く方が機会としては多いです。こんな感じ。
ちなみに、使った書籍はこちらです。Kindle Unlimited ユーザーならその範囲内で利用できます。
再配布したりするのはNGですが、書き込めないKindle書籍でも実施できます。
スクリーンショット取得 → メモアプリ読み書き
マイナーな海外の書籍とかで勉強する際には、超絶重宝しています。
この使い方のポイントは、書いて消すしてキレイにするのが自由自在という柔軟性の高さです。
手書きのままでも、OCRをかけても良いですし、絵や図を書き込むのも自由。
書いたモノを移動/拡大/縮小が手軽なのもポイントが高いです。
ちなみに、Kindle Unlimited ユーザーは下の記事で紹介したように英語教材が手に入れやすいので、英語学習に重宝します。
辞書アプリと組み合わせ
iPadを使った勉強では、実はこれが一番オススメのテクニックだったりします。
iOS標準じゃない辞書アプリは、英語学習に非常に便利です。
Split View はこう使うんだ!と思わせてくれる使い方はこちらです。最近はkindleでも使えるようになって嬉しい!
コピーするだけでバンバン意味が分かるのは超便利。オフラインでスカスカ動くので、これだ!と思わせてくれます。
ポイントは、辞書を引くまでに余計な時間や画面遷移が無く、読む思考を遮らないところです。
書面は広く、必要なときだけ素早く呼び出したいので、Split Over と Kindle を組み合わせて使ったりします。
この使い方は、こちらの記事でも紹介していますが、WEBベースのe-Learing教材であれば相性が良いです。実際。
なお、こちらの動画で利用させてもらった書籍はこちら。今勉強中。
補足
iPad + Apple Pencil
今回の記事はもちろん、常用しているのはこれらのデバイスです。
ただ、勉強だけが目的であれば、次の組み合わせでも大丈夫だと思いますね。かなりリーズナブルですから、学生さんだったらこちらがオススメ。
なお、ペンデバイスは数あるわけですが、その中でなぜApple Pencilなのか?
それはiPad + Apple Pencil の価値が、反応の良さだからです。
仕事で Surface Pen も併用しているのですが、明らかに Apple Pencil の方が良いです。
書き味、アプリの切替、入力までにかかる手間や設定など、使ってみると歴然。
また、こちらの記事でも書きましたが、Apple Pencil を紙に近い書き味にすることも可能です。というか必須。
iPadの表面にフィルムを貼るだけですが、それだけで使い勝手が明らかに変わります。
その辺りは、こちらの記事を見ていただいた方が良いでしょう。
勉強に使うべき手書きアプリ
最初はiOS標準のメモ帳で済まそうと思いましたが、どうも使い勝手や反応がイマイチでした。やはり最低限の機能じゃ足りなくなってくるんですよね。
そこで、最初はWindows環境とも共用しやすい、こちらのアプリにしました。
ただ、こちらも機能の切替がしにくかったり、あくまで Windows 中心の使い勝手が残念でした。だから、仕事でしか使わないことにしました。
勉強のためには、さらに書き味や軽快さを求めて、こちらにしました。
無料の手書きアプリの中では非常に評判が良く、使い勝手や書き味も良かったです。EvernoteやDropboxと連携もできますし、検索も強いし。
しかし、「ぐちゃぐちゃ消し」などのジェスチャーやOCR、書き味の良さ、作図機能など、勉強のために欲しい機能の豊富さを求めていった結果、下記のアプリに落ち着きました。
有料アプリに落ち着いてしまったところには好みが分かれると思いますが、やはりお金を払うなりの価値はありました。資格をいくつも取れた分で、元は取れたと思ってます。
他にもGoodNotesやNotability、Note Alwaysなど有料アプリは色々ありまして試しましたが、けっきょく Notes Plus に勝てるアプリは無いなぁと思います。
勉強には Notes Plus が最強!
特に、ジェスチャーの良さは先の動画をぜひ見て欲しいと思います。絶対に病みつきになる感覚。
ちなみに、この記事で紹介したアプリ以外でも、長きに渡って試した手書きのためのアプリはこちらで紹介してます。
おわりに
たぶん、記事をキチンとお読みになった方は気付かれたと思いますが、今回ご紹介したのは、あくまで勉強をするためのテクニックです。
勉強法という意味では、勉強方針、つまりは戦略/戦術の面が不足していると言わざるを得ません。
これは先の記事に引き連られてしまったが故のことです。反省してます。。。
勉強はあくまで「理解」して、何度も「繰り返し」て、はじめて記憶に定着するものですし、それをどういうタイミングでどう実行するか、ということが重要です。
せっかくの高いデバイスですから、小手先ではなく、具体的な効果が得られるように利用したいですよね。
Apple Pencil にご興味のある方は、こちらの記事も併せてご覧下さい。