メニュー
このサイトの運営者
\ Amazonタイムセール祭!最大12%ポイント還元 /

家計簿アプリ「Zaim」で予算管理をする正しい使い方

Zaimで家計簿PDCAのアイキャッチ

以前、Zaim への深い深い愛情を披露する記事を書いてしまいました。

このオンライン家計簿アプリ「Zaim」ですが、いまや我が家で家計を支える重要インフラになって4年以上経過しています。

継続すればするほど、安心してお金を使いつつ、貯金が増えていることを実感しています。

そこで、我が家が実際に実践している、この家計簿アプリを使う4つの方法(フェーズ)でご紹介します。

家計簿PDCAの目的

会計簿をつける最終目的は「支出の見える化」ではありません

「支出の見える化」するのはあくまで課程、手段であって、目的じゃないんです。

つまり

我慢をしたいからやるわけじゃない!

お金、気分良く使いたい!

ここが重要です。

そのために効果的なのは、家計簿をつけ、見直して、適切な予算(上限)を決めるのです。
その予算の範囲内であれば安心して消費できるようにするわけです。

つまり、家計簿を使って、有名なフレームワーク「PDCA」を取り入れるのです。

このPDCAによって実現したいことをもっと掘り下げると下記の通りです。

  • 収入を適切に配分する
  • 消費にメリハリをつける
  • 貯金額を確保する

この方法、実は企業だって同じなんです。個人でやってみれば、意外と大したことないんですが。。。

というわけで、ここからは実践方法をご紹介していきます。

家計簿PDCAの概要

家計簿PDCAでは、PDCAサイクルの各フェーズを下記のように捉えます。

Zaimを使った家計簿PDCAダイアグラム

これは週/月/年でも大差ないです。予算設定をいじるかどうかくらいの違いしかないわけで、ちょこちょこ同じサイクルを回せば回すほど精度が上がります。

実際、我が家でも気がついたらちょこちょこいじることで、年末の作業量を減らせていたりまします。

以下、各フェーズで実施することを順番に紹介しますね。

Plan:予算設定

Plan:計画立案


まずは予算を設定します。つまり、使えるのお金の上限(予定)を決めます。

これはPDCAを回すといっても、年末年始(前年12月~当年1月)にしか行いません。逆に途中でいじると変になる(想定が崩れる)ので、一年のうちでは変更しないのが鉄則。7月とか半期で修正してもダメ。

年間予算

想定する手取りの合計を上限として、消費の対象となるカテゴリ別予算年単位で設定します。

ここでベースにするのは前年度の実績です。

光熱費や家賃など、前年から大ブレする理由がないものはそのままに、レジャー費や食費など変動があるものもそのまま流用すると、以外とブレないです。というか、前年実績で抑える気持ちが出てくると意外と大丈夫。

もし前年実績が無いような始めての年は、こういう感じでお金を使いたい、という想いベースでまず予算を設定してみると良いですね。ズレたのがよく分かって、色々身にしみます(笑

我が家の場合

以前のエントリでカテゴリだけ紹介しましたが、我が家での昨年と今年だとこんな感じ。

  • 夫婦の手取り
    • 600万円/年(予測)
    • 前年比変化無し

手取りは少なめに見積もるのがコツです。上ブレOK。嬉しい!もっと給料欲しい!(関係なし

支出カテゴリ予算区分前年実績今年予算チャレンジ
おこづかい(夫)個人予算\840,000\600,000削減
おこづかい(妻)個人予算\840,000\600,000削減
食費家族予算\720,000\720,000
日用品家族予算\120,000\120,000
交通費家族予算\200,000\200,000
住居費家族予算\1,200,000\1,200,000
ローン返済家族予算\300,000\50,000削減
光熱費家族予算\180,000\180,000
通信費家族予算\240,000\96,000削減
医療費家族予算\60,000\120,000増加
保険費家族予算\120,000\120,000
レジャー費家族予算\500,000\24,000削減
家電・家具家族予算\70,000\160,000増加
美容・衣服家族予算\60,000\60,000
教育・教養家族予算\60,000\60,000
交際費家族予算\300,000\60,000削減
養育費家族予算\120,000\600,000増加
寄付家族予算\60,000\120,000増加
手数料ほか家族予算\10,000\10,000
貯金家族予算\1,120,000\900,000
合計\6,000,000\6,000,000

万円単位で切り上げてますが、ざっくりこんな感じ。

このとき、必ずチャレンジするカテゴリを作る、つまり前年とは変化をつけるカテゴリを設定するのがポイントです。前年と全く同じで良いわけが無いんです、毎年状況は変わるんですから。増加する予算と削減する予算を必ず作ります。

増加する予算は、増やさざるを得ないもの、増やしたいものの2種類、削減する予算はそれをどこからひっぱってくるか、ということで考えます。もちろん手取りが増えれば良いですが、それは難しいので。。。

上記の例でいえば、家電(洗濯機)の買い換えと出産を想定したので関連するカテゴリを増額しました。その補填として、旅行しないし、外出が減るだろうという予測のもとに夫婦のお小遣いとレジャー費から賄うことにしました。あとはローン返済が早々に終わるのも想定済。

また、家族予算にするか、おこづかいのような個人予算にするかも重要です。家族予算は相談しないと使えないけど、個人予算はどんな内容でも好きに使って良い取り決めをしています。干渉しないことにしているので、ストレスがありません。ただ、個人予算も入力はするので、サブカテゴリを作って管理して自制しています。それぞれで。

今年度は、出産と絡んで色々削減しましたが、外出減ってるのであんまり影響ないことを予測してます。

Zaim だと、カテゴリとサブカテゴリが自由にいじくれるのがホントに助かります。ここをねらいに合わせてできるのが都合が良いです。

月間予算の設定

年間予算が作れれば、それを12ヶ月で割れば月間予算を算出できます。つまり、Zaim のカテゴリ別予算に設定できます。

ただし、実際問題、年間で考えたときには消費にシーズナリティ(季節性)が発生してしまうのが目に見えています。特に、セールシーズンと長期休暇。ここの消費を以下に反映できるかがポイントとなります。

年間を通した消費の季節性とPDCAサイクル

シーズナリティを月間予算に反映する機能は Zaim にはありません。また、想像して設定するのはかーなり難しいです。やってみた感じだと、メチャメチャ取りこぼします(笑 ですから、始めてやる1年は単純に12分割して予算設定してみてシーズナリティを見て、来年以降に生かした方が無難ですね。

我が家の場合

支出カテゴリ年間予算月間予算
おこづかい(夫)\600,000\50,000
おこづかい(妻)\600,000\50,000
食費\720,000\60,000
日用品\120,000\10,000
交通費\200,000\16,667
住居費\1,200,000\100,000
ローン返済\50,000\4,167
光熱費\180,000\15,000
通信費\96,000\8,000
医療費\120,000\10,000
保険費\120,000\10,000
レジャー費\24,000\2,000
家電・家具\160,000\13,333
美容・衣服\60,000\5,000
教育・教養\60,000\5,000
交際費\60,000\5,000
養育費\600,000\50,000
寄付\120,000\10,000
手数料ほか\10,000\833
貯金\900,000\75,000

Do:予算消化&レシート入力

消費と女性

予算消化

とにかく普通に消費します。買った後にレシート入力するときに少し確認するくらいで、基本は予算を意識しない。万単位出ない限りは遠慮無く使うのが我が家流。

一発がデカイのは外食&食材の買い物ですが、1万円は越えないので大丈夫。

家電を買うときくらいですかね、意識するのは。

収入と支出の入力

給与・ボーナスは銀行からの振り込み通知みたら、すぐに入力する。他の臨時収入も全く同じ。消費の源泉を逃さずに入力しておくと心の安定が保てます。収支的に。

次に支出ですが、基本はレシート入力を毎週~毎月。財布が一杯になってきたら入れる感じ。バシャバシャとカメラで撮影して入力してます。ZaimのOCRはよく間違うけど、手修正。

あとは自動販売機とかレシートがないときはその都度。よく忘れる。でも思い出せ!

繰り返し入力が使えるのが、Zaimの良さ!というわけで下記について使ってます。

  • インターネット回線費用
  • ローン返済
  • 毎月定額のサービス(Zaimプレミアム会員プラン含む)
  • カードの会員費など、毎年のやつも忘れ内容に登録する

あとは下記の機能も生かしてます。

  • クレジットカードの利用歴から自動的に支出を入力
  • Amazon購入履歴の自動入力

ただ、各サイトから手入力しないといけないのは「楽天」と「iTunes Store」。これらは毎月末にPC見ながら手入力してます。メンドクサイ。

正直、Doはこんな感じで大した内容はありません。このPDCAにおいて、DoってZaimの機能使えば難しくないです。キチンと入力するだけ。やりましょう。

Check:進捗状況の確認

チェックする人

今回の方法を運用していく中でもっとも大変なのはココです。毎週・毎月やった方が良いのがこの工程。ぜーんぶ手作業。

重複排除

クレジットカード連携、Amazon連携、レシート手入力の重複をチェックします。頻発するけど、抜けるよりマシ。

見つけたら、必ずレシート入力を優先して残す。そっちの方がちゃんと細かく見てるから。

異常値チェック

1万円以上もハミ出てる予算カテゴリに注目。おこづかい含め、入力金額が突出してるところにこそ、間違い有り!主にはOCRミス、手入力ミスはあまりないかな。

分類修正

もし食費が予算をハミ出る、隣の日用品が明らかに0円のなのはおかしい。。。とおもったら、ドリルダウン。だいたいは入力時のカテゴリを間違ってる。カテゴリ毎に予算決めている以上、カテゴリをキチッと合わせるのは重要ですよ。チリツモチリツモ。

実施するコツは?

細かく一喜一憂しないこと!

予算とのズレ、想定とのズレ、入力漏れ、たくさん予定外のことは起こりますし、神経質にならないことが継続することです。忙しい日のランチや飲料なんて、バンバン入力漏れます。でも、いいんです。たかだか数千円のズレなんて、年間を通してみれば大したことは有りません。そういう気持ちで、大らかにやっていくことが重要です。

ちなみに、入力漏れがいくつもあるのを予想して、匠は月末に固定で5000円くらいを入力漏れ額として入力して辻褄を合わせてたりします。意外とそんなんでなんとかなるもんです(笑

Analyze:分析

分析

本来のPDCAは「Action」なんですけど、次のPlanにつなげるには「Analyze(分析)」の方が絶対合ってると思うので、そっちを採用します。

ちなみに、鬼速PDCAだと「Adjust(調整)」。それはそれで合ってると思うけど、スパンの問題かな。仕事でPDCA回すときは匠も「Adjust」が合ってると思ってます。

著:冨田和成
¥1,318 (2023/05/24 21:24時点 | Amazon調べ)
\ Amazonタイムセール祭!最大12%ポイント還元/
Amazonで探す ▶

さて、重要な分析は次の3つ。

月間予算の妥当性確認

想定した通り、季節性があった消費だったか。つまり、バーゲンや旅行の支出は予定した予算に収まったかどうかを確認します。

ここがピッタリ合うと、来年の予算で季節性を考えるときにラクです。合わなかった場合は人悩みしないといけません。

特に重要なことは異なった場合には理由をキチンと解明しておくことです。理由を解明して、次に生かせる内容かどうかを判断しておくことが来年度の精度に強く影響します。ここが分析のキモといっても過言ではありません。

そのため、ここはちょっと力を入れた方が良いです。慣れないとメンドクサイですが、一回やると翌年はスゴくラクです。だいたい理由に予想がつくようになります。

年間予算の妥当性確認

12月までの着地見込を想定で計算してみます。年間予算の範囲に収まるなら問題なし。

もし異常がある場合は何が理由か、残りの日数で補填できるか、それらを考えて軌道修正を図ります。ダメなら来年に生かすけど、大きくブレると貯金を引き出すハメに。。。

まぁ、この工程は余裕があればということで。匠は給料が上がった年はやりません(笑

来年度への流用

先程述べた通り、月の予算とのズレを分析するのは翌年の予算の精度を上げるためです。ココは重要です。

予算の精度が上がれば上がるほど、お金を使うことへの安心感が増します!

そのため、今年度の予算が妥当であれば、来年度そのまま使えるかを検討します。ここがそのまま使えると1月に予算設定が超ラク。チャレンジ項目だけ考えれば良い。

想定外が多いとやり直しになるので辛いです。理由が直ぐに分かればいいですが、分からないとちょっと大変です。。。例えば、セールで買い過ぎちゃった、くらいなら来年も繰り返す可能性が高いので良いですが(良くない)、人生のイベント系(出産とか)が発生すると、翌年には反映できません。この辺をキチンと見直してくことで大きく来年の予算が変わるので超重要。

家計簿PDCAの効果

ストレスが少ない!とはいえ、具体的な数値効果はこんな感じです。


貯金額の増減補足
2013年+ \ 420,000PDCA初年度 半年だけ。
2014年+ \1,120,000PDCA2年目
2015年+ \1,120,000PDCA3年目
2016年+ \1,120,000PDCA4年目 出産有り
2017年 + \ 900,000PDCA5年目 育児費用捻出のために少なめ

残念ながら預金通帳をお見せできませんが、つつましい貯金の増加をご覧いただければ幸いです。

家計簿PDCA → ストレス少ない + 予定通りに貯金

おわりに

Zaimは入力の多様さとカテゴリ/サブカテゴリの設定、カテゴリ別予算の設定をフルフル使ってるのがポイントになります。

もっと削って、もっと預金してもいいんですけどね。そこは我慢するとストレスが溜まってしまう甘い夫婦なんで(汗)そこは代わりに誰か極限まで試して、ぜひフィードバック欲しいですね。

これがZaimじゃなくて、MoneyForwardとか別の家計簿アプリでPDCA回して上手くいってる話、知りたい!実践した人、ぜひ情報をお願いします!

それにしても Zaim はもっともっとサービス充実していきませんかねぇ?もっともっと期待してるんですが。。。


併せて、コチラの記事もどうぞ。

この記事の著者はこちら