- まだ動画の作り方もわからないが、副業で稼ぎたい
- 動画制作にお金を掛けたくない
- 自分が動画編集が向いているかが分からない
YouTuberやTikTokerが台頭した近年、動画編集のニーズが大きく増えました。そのニーズに応える動画編集作業は、いまや大人気の副業の1つです。しかし、動画編集の初心者にとっては、動画編集ソフトの使い方の習得と作業時間の長さが大きな課題です。

ブログやYouTubeに動画をよく掲載している いつもの匠 です。
動画編集の副業で失敗した経験があります…実は…
初心者が副業のために動画編集を習得するには、操作が簡単で、機能に迷わない動画編集ソフトから使い始めるべきです。その条件を満たす動画編集ソフトの1つに、「Wondershare Filmora13(以下、Filmora13)」があります。
この Filmora13 の「AIでの動画の生成・編集」を活用すれば、動画編集初心者でも簡単に、クオリティの高い動画を作成・編集できます。
そこで本記事では、Filmora13の主な機能と、筆者が実践したショート動画の作成方法を紹介します。この記事を読めば、初心者でも動画編集の副業ができると自信を持てます。
先にFilmora13を詳しく知りたい、AI機能以外を詳しく知りたいのであれば、以下の公式ページを先にチェックしてください。
Filmora13のAI機能をレビュー
Filmora13は、AI機能を搭載した動画編集ソフトです。このFilmoraのAI機能を活用すれば動画編集がカンタンになり、初心者でも楽しく動画が制作できます。
そこで今回は以下のFilmora13のAI機能をレビューします。
- チェック1. AIに相談「AI Copilot」
- チェック2. AIで動画編集
- チェック3. AIで音声編集
- チェック4. AIで字幕編集
- チェック5. AIでサムネイル作成
- チェック6. チュートリアルが充実
- チェック7. とにかく安い
チェック1. AIが導いてくれる「Filmora Copilot (AI Copilot)」


AI copilotこと「Filmora Copilot(コパイロット)」は、Filmora13の編集操作だけなく、動画編集全般に困った時に相談できる質問できる有能なAIアシスタントです。チャットで相談するだけで、いち早く解決方法を教えてくれます。


Filmoraの使い方だけでなく、動画編集全般の相談ができるのは初心者に嬉しいポイントです。以下のようにザックリした質問でも、すばやく適格な回答を返してくれます。





「そもそもこういうのって普通はどうするの?」みたいな初心者の悩みに適格なアドバイスをくれて、先生いらずだね!
Filmora Copilotの回答の中でFilmoraの機能を使う場合、説明だけでなくアクセスボタンを提案してくれます。このボタンをクリックすると、直接機能を起動できるため、迷うことなく便利です。


ちなみに上の画像の「続きを読む」をクリックすると、公式HPのより詳しい説明(ヘルプなど)を開けます。



画面やメニューを探す手間が省けて時短だよね
このように初心者を適切に導いてくれる便利なFilmora Copilotですが、質問は1日50回までという難点あります。Filmora13無料版を使用する場合、51回を越える質問には「AIクレジット」が必要になります。このAIクレジットは、後述する各AI機能でも消費します。
AI機能 | 消費ルール |
---|---|
自動字幕起こし | 4クレジット/分 |
テキスト読み上げ | 1クレジット/10語 |
AIコピーライティング | 10クレジット/回 |
AI画像生成 | 10クレジット/回 |
AI音楽ジェネレーター | 30クレジット/回 |
AIテキスト生成 | 20クレジット/回 |
AI動画生成 | 30クレジット/回 |
このAIクレジットは、以下のパック単位で購入する必要があります。
パック名 | クレジット数 | 価格 |
---|---|---|
ベーシックパック | 1000 クレジット | 1,480 円 |
アドバンスドパック | 5000 クレジット | 2,380 円 |
マスターパック | 10000 クレジット | 2,980 円 |
このAIクレジットは、Filmoraの「無料体験版」と「永続ライセンス」で必要になる仕組みです。「1年間プラン」「マルチプラット1年間プラン」はAIクレジット無制限です。



AIクレジットを何度も買うならFilmora 年間プランの方が絶対にお得だし、そもそも無料版で動画編集の副業やるのもどうかと思うよ…
AIクレジットの詳しい説明は、「Filmora AIクレジットの料金プラン購入ページ」をチェックしてください。
チェック2. AIで動画を自動生成する
FilmoraのAI機能をフル活用すると、動画編集にかかる作業の大半を任せられるはずです。これらのAI機能が実用的なものかをチェックしてみました。
AI動画生成
Filmoraの「AI動画生成」機能は、映像/画像/音楽/テキスト/字幕を合成するタイプの動画を自動作成できます。そこで筆者はこの機能を使って、実際に動画を作成してみました。
このAI動画生成を実行するには、まずは「Filmoraスタートページ」で「AI動画生成」を選択します。


次に動画作成の元になる、台本(プロンプト)をAI機能で作成します。以下のダイアログで「文章の種別」「文章のテーマ」「詳細」を入力して、「文章を生成」ボタンをクリックします。


数秒待ってできあがった台本(プロンプト)が以下で、動画の台本にもなります。今回は修正せず、「文章の言語」「動画比率(サイズ割合)」「動画音声(読み上げ声)」を適切にします。





本気で使うなら、この台本をもっと修正した方が良さそうだよ
必要な内容を選択した後、「文章から動画生成」ボタンをクリックします。約2分待った後、無事に動画ができあがりました。


この状態から、実際にFilmoraからエクスポート(出力)した動画が以下です。
ここまで約10分くらいの作業でしたが、ゼロから制作するより遥かに早い動画制作を体験できました。台本(プロンプト)をもっと細かく指定すれば、長編で高品質な動画制作も可能でしょう。



AIスキルの向上や習熟次第で、どんどん動画制作時間を短縮できるね
ただし、制作できる動画の種類は単純な読み上げ動画に限られます。そのため、実際の動画制作ではもっと編集を重ねる必要があるでしょう。
AIコピーライティング
Filmoraの「AIコピーライティング」機能を使えば、先ほど作成した台本(プロンプト)を作文する手間が省けます。そこで筆者は、「北海道」を題材にした説明をAIに依頼してみました。


「動画トピック」項目でAIへの指示を入力した後、「生成」ボタンをクリックします。今回は画像のように大雑把な指示でしたが、2秒後には詳細な動画原稿が作成されました。


この内容をコピー&ペーストすれば、先に紹介したAI動画生成向けの台本も簡単です。全部使うも良し、部分的に使うも良し、使い方次第で素晴らしい文章作成ができます。



文章作成が苦手でも、この機能を使えば大丈夫だね。
なお、今回は動画原稿でしたが、他にも以下のタイプのコピーライティングが可能です。


これなら用途に合わせて選べば、もっと上手い文章が生成できそうです。
AIテキスト読み上げ
Filmoraの「AIテキスト読み上げ」機能を活用すれば、ナレーションを録音したり、依頼したりする手間が省けます。そこで筆者は、先に紹介したAIコピーライティングで生成した文章を音声に変換してみました。
この「AIテキスト読み上げ」機能を使うには、動画の編集中にテキストを選択して、「テキスト読み上げ設定」ダイアログを開きます。


この画面で、「ボイス名(声の種類)」と「(読み上げ)速度」、「(読み上げ)ピッチ」を指定します。その後、「OK」ボタンを数秒で読み上げ音声の作成が完了しました。


AIテキスト読み上げで作成した音声は以下です。



少し機械的な部分もあるけど、ほぼ自然なナレーションだね
ちなみに、180文字分のテキストを一括で読み上げさせてみましたが、出力完了まで約3秒と高速でした。


以下の画像のように、きちんとテキストと合わせた形で読み上げ音声を配置してくれて、位置調整の手間が省けます。


読み上げ系の動画であれば、この機能で十分要件を満たせそうです。



優秀すぎて、わざわざナレーターにお願いする必要がなくなるね
ここまでに説明した「AI動画生成」「AIコピーライティング」「AIテキスト読み上げ機能」を駆使すれば、動画制作を始めるハードルが下がります。まずはこれらの機能を活用して元になる動画を制作すれば、動画制作の初心者のつまづきは減って良いと感じました。
チェック3. AIで音声編集
FilmoraのAI機能を活用すると、音声編集にかかる作業の負担が減るはずです。そこでFilmoraのAI音声編集機能が、実用的な機能かをチェックしました。
AI音楽ジェネレーター
Filmoraの「AI音楽ジェネレーター」では、AIで音楽(BGMなど)を自動生成できます。この機能を活用すれば、フリー素材のBGMを探し回る手間が省けるわけです。


シーンごとに異なるBGMを生成したい場合でも、ドンドン生成して追加できます。


この機能で生成する音楽(BGM)は、完全にオリジナル曲です。そのため、著作権を気にすることなく使用できるのも魅力です。



時間がかかりがちなBGM探し、この作業を時短できて良いね!
ただし、音楽生成にはAIクレジットが必要で、6曲で30クレジットになります。
AIボーカルリムーバー
Filmoraの「AIボーカルリムーバー」は、音楽から音と声を自動分離できる機能です。例えば、ライブ映像のボーカルの歌と演奏の音楽の分離して調整しやすくしたり、ASMR動画や自撮り動画などで雑音(ノイズ)や背景音を取り除く作業が簡単になります。



「ボーカルリムーバー」という名前だけど、ボーカルを削除する機能ではないよ。
筆者は実際にAIボーカルリムーバーを使って、フリー素材の音楽から音声と音楽を分離してみました。分離にかかった時間は、4分40秒の音楽で約1分でした。


インターネット経由でクラウドワービスにアップロードして、短時間で分離処理してくれます。また、AIクレジットが不要なのも嬉しいところです。



音声だけ強調したり、音楽だけ強調したり、背景音を消したり。
自由自在に音調整ができて、かなり便利だよ。
チェック4. AIで字幕編集
FilmoraのAI機能を活用すると、字幕の作成や編集にかかる作業の負担が減るはずです。そこで筆者は、Filmoraの「自動文字起こし編集」機能が実用的かをチェックしました。


用意した動画から、約5秒で短い字幕を生成できました。音声認識や漢字変換は、今回試した範囲では正確に認識できていました。



AIクレジットを消費しちゃうけど、めんどくさい字幕編集をかなり時短できるよね。
チェック5. AIでサムネイル作成
FilmoraのAI機能を活用すると、サムネイル作成にかかる作業の負担が減るはずです。そこで筆者は、Filmoraの「AIサムネイルエディター」機能が実用的かをチェックしました。
実際に使用してみると、動画の中からサムネイルになりそうな場面の画像を提案してくれます。


その中から1つの場面を選択して、テンプレートをベースにして文字入れができます。


テンプレートも豊富で、文字入れに必要な機能も揃っていて、サクッとサムネイルが作成できて便利です。



わざわざPhotoshopやCanvaで作成する手間が省けて便利だよ
凝ったサムネイルを作らないのであれば、画像編集アプリや画像編集サービスの費用を節約できそうです。



この記事のサムネイルも、AIサムネイル作成機能で作成してみたよ!
チェック6. チュートリアルが充実
Filmoraは、ヘルプセンターやチュートリアル記事、動画チュートリアルが充実しています。いずれもFilmoraの操作方法をわかりやすく解説されており、動画制作の初心者でもスムーズに基本操作を覚えられす。
また、Filmora13を起動した直後のスタートページでは、「クリエイターハブ」が用意されておいます。こちらのチュートリアルでの習得はもちろん、他のクリエーターの動画を見て学習できます。


これらの動画編集のコンテンツは頻繁に更新されているため、見ているだけでどんどんスキルアップできます。



いろんな使い方が簡単に分かって、ワクワクしちゃうよ!
チェック7. とにかく安い
Filmora13は機能が充実しているわりに、他の動画編集ソフトより圧倒的に価格が安い点が最大の魅力だと感じました。なぜなら、以下の比較表を見れば明らかです。
ソフト名 | プラン名 | 料金 | プラン詳細 |
---|---|---|---|
Filmora13 | 1年間 | 6,980円 | サブスクリプション |
マルチプラット1年間 | 7,980円 | ||
永続 | 8,980円 | 買い切り | |
Adobe Premiere Pro | 月々 | 2,728円 | サブスクリプション |
年間 | 28,776円 | ||
Final Cut Pro | – | 45,000円 | 買い切り |



Filmora13なら動画編集を辞めても、出費は最小限で済むね
まずはFilmora13で動画の制作・編集をはじめてみて、機能などが不十分だと感じてからステップアップすると良いでしょう。



動画編集の副業で十分に稼げるようになるまで、Filmora13で制作できる案件に絞って受託すると良いよ。
副業の動画編集にFilmora13を活用する
実際にクラウドソーシングで募集されている動画案件を想定して、ショート動画(縦長動画)を制作してみました。
動画種別 | 1本60秒以内のショート動画 |
---|---|
動画の構成 | 背景+文字+読み上げるナレーション |
テーマ | 恋愛心理を面白かしく伝わるTikTok動画の制作 |
納期 | 依頼から2日以内に1動画ペース |
提出形式 | TikTokにアップロードできる形式 |
動画編集ソフト | 上記に合致すれば何でも良い |



今どきは結構よくある動画制作の案件だね。
以下の手順で、実際にショート動画を作成します。ポートフォリオの制作にも使えますから、このステップはさっさと覚えた方が良いでしょう。
手順1.動画のベースを作成する
①縦画面9:16を選択した後、②新しいプロジェクトを開きます。


次に動画のベースを作成します。依頼案件に合わせるため、以下の①〜⑤の手順で背景をブラックにしておきます。


次に以下の①〜③の手順で、テキスト(文字を入力する場所)を作成します。


手順2.AIコピーライティングで台本を作成する
依頼内容に従って、AIコピーライティングで動画の台本を作成します。


①依頼内容からトピックを指定して、②「生成」ボタンをクリックするだけで、約30秒待てば台本ができあがりました。


手順3.文字バランスを調整する
手順2で作成した文章を、動画の長さに合わせて調整します。


手順4.自動読み上げで音声生成する
①読み上げ対象のテキストを選択した後、メニューから ②「テキスト読み上げ」をクリックします。


AIが読み上げる声の種類、速度やピッチを選択して「OK」をクリックします。


あとは3分待つだけで、読み上げたテキストが完成しました。


これで終わりではなく、テキストと音声の長さを合わせる必要があります。実際に合わせると、以下のタイムラインになりました。


手順5.AI音楽で生成する
Filmora13の「AI音楽ジェネレーター」を活用して、動画の音楽を生成します。これも以下の①〜③の手順で起動するだけです。


「AI音楽ジェネレーター」ダイアログで「ムード」「音楽の長さ」「生成する曲の数」を選んで、「スタート」ボタンをクリックします。生成された6曲の中から、動画に合う音楽を選びます。


実際に音楽を選んで、タイムラインに挿入した結果が以下です。


手順6.画像を貼り付ける
今回はかわいいフリー素材集「いらすとや」の画像を使用しました。ダウンロードした画像を、それぞれタイムラインに挿入しました。


手順7.AIでサムネイルを作成する
Filmora13の「AIサムネイル作成」機能で、動画から切り出されたサムネイルの背景を選ぶだけです。


手順8.動画を書き出す
動画の再生時間を60秒に設定した後、「エクスポート」ボタンをクリックして書き出します。


あとは2〜3分待つだけで、エクスポート(書き出し)が完了しました。その結果、制作したショート動画は以下です。



よくあるショート動画が、超簡単に作れたよ!
これなら似たような案件をドンドン受注できるかも。
初めてFilmoraを使用したにも関わらず、今回の動画の制作時間はたった1時間でした。習熟すれば10〜20分くらいで作れそうでしたから、圧倒的にコストパフォーマンスが良くなる確信が持てました。
Filmora13に向かない案件もあるので注意
もちろん、Filmora13には向かない動画制作・動画編集の案件はいくつもあります。よくあるパターンは以下です。
- Filmora以外の編集ソフトで編集するよう指定がある
- 手の込んだエフェクトやトランジションを使用する
- Filmoraで入力または出力できないファイル形式を扱わなければならない
実際の所、Adobe Premire Proが必須の動画案件はけっこう多いです。ただし、それらの案件の多くは、高度な編集技術が必要な案件です。そのため、いきなり動画編集の初心者が狙うには、かなりハードルが高いです。



もしどうしてもAdobe Premiere Proの動画案件を受注したくなったら、編集ソフトの切り替え時なのかもしれないね。
もし自分自身の動画をYouTubeやTikTokに投稿したいのであれば、Filmoraはコストパフォーマンスが良く、最初のとっかかりとしてにうってつけですね。
Filmora13をおすすめしたい人
筆者が実際に使ってみた結果、Filmora13をおすすめしたいのは以下に該当する人です。
- 動画編集の初心者
- コストパフォーマンス良く、副業で動画編集を始めたい人
- AIをフル活用して、超高速で動画の制作・編集をしたい人
Filmora13は「充実したAI機能」「操作の簡単さ」「価格の安さ」が大きな特徴です。単純に初心者に優しいだけでなく、Filmora13の特徴に魅力を感じて、うまく生かせる人に適した動画編集ソフトと考えるとよいでしょう。



高価&高度な編集技術が必要な動画編集ソフトは、もっと編集スキルが上がってから…と考えるのはアリ!
初心者が動画編集を習得するならFilmora13は最短ルート
この記事では、Filmora13の主なAI機能とショート動画の作成方法を詳しくレビューしました。その結果から見えた、Filmora13の特徴は以下でした。
ソフトウェアの使い方を早く覚えて、動画の編集技術を上げる時間に注力するにはうってつけの動画編集ソフトです。
また、動画編集の副業を始めるにも良い動画編集ソフトです。もちろん苦手な動画案件もありますが、制限の緩いTikTokやYouTubeのショート動画案件なら、受注してサクサク制作できます。



動画編集の副業を始めるなら、Filmora13から始めるのはタイパもコスパも良いね!
Filmora13の詳しい情報は、以下をチェックしてください。
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